ジープ

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ジープ ラングラー – 日本でも人気の、「最後のジープらしいSUV」

かつて軍用車両として、そしてその民生版として大量に作られ日本も含めた世界中で活躍した四輪駆動車の代名詞「ジープ」。数多く作られた独自発展型や後継車の中でも最後まで本家本元のジープを作っていたAMC(アメリカン・モータース)が開発し、その後クライスラーのAMC買収などを経て現在もFCA(フィアット・クライスラー)のジープ部門で生産・販売を続けられているのがジープ・ラングラーです。

各代の概要や時代背景

ラングラー前史:戦争から生まれ、平和な時代の民生車両としても活躍したジープ

1940年、前年に始まった第2次世界大戦でドイツ軍の使うキューベルワーゲンなど野戦用小型車の使い勝手に注目したアメリカ軍は自国でも同種の軍用車両を開発・生産・配備することを望み、米国内の自動車メーカーへ試作要望を出します。

これに応えたのがバンタム社で、要求性能の非常に軽量な車重をアッサリ無視して車重1t弱程度の重量ながら簡易にして堅牢、兵士の多人数乗車や兵器など重量物の搭載にも対応し、大出力エンジンと四輪駆動メカニズムにより優れた悪路走破性能を持つ小型の四輪駆動野戦車を開発しました。

アメリカ軍はこの試作車を元に、バンタムのほかフォードとウィリス・オーバーランドの3社へ量産へ向けた開発続行を命じた結果、フォードのデザインとウイリスの設計を組み合わせたウイリスMB型を採用、ウイリスとフォードで大量生産され(生産能力が低いバンタムは別な車両の生産を命じられた)、その頃には名付けられていた「ジープ」の愛称とともに世界中の戦場へ送られ、第2次世界大戦における連合軍の勝利に大貢献します。

大戦末期になると戦後を見据えたMB型ジープの民生版開発がウイリスで始まり、1945年8月に戦争が終わるとすぐさま「ジープCJ(Civilian Jeep、民生版ジープ)」として市販を開始、軍用ジープはCJと同時期のウイリスM38から1960年から生産されたフォードのM151「ケネディ・ジープ」へ取って代わりますが、ジープCJは1986年までの長きにわたり、さまざまなバリエーションを生み出しつつ生産と販売が続けられました(1998年まで生産が続けられた日本版の三菱・ジープのように、その後も海外では生産が続けられています)。

一方、もともとジープCJを作っていたウイリスは買収による合併や吸収を経て1970年代にはAMC(アメリカン・モータース)のジープ部門となっており、1974年にはより近代的な初代ジープ・チェロキー(SJ)を発売。1980年にAMCがフランスのプジョー傘下となると、1984年に発売された2代目チェロキー(XJ)はヨーロピアンテイストあふれるモダンなデザインや、悪路走破性と舗装路での快適性を両立した近代SUVとなり、現在まで続く「ジープ」ブランドの原点となります。

そのような中でジープCJにも現代的解釈が試みられ、ロングホイールベース化や舗装路での走行性能、快適性などを追求した近代化によるモデルチェンジ版、初代ラングラー(YJ)が開発され、1986年のシカゴオートショーで発表されました。翌1987年になるとAMCはクライスラーへ吸収されていましたが、は旧来のジープのテイストと近代的な走行性能や乗り心地を両立したモデルとして、初代ラングラー(YJ)はそのままジープ・ラングラー(YJ)として発売されたのです。

総合解説:ライトデューティSUV化が進行する中、もっともジープらしいジープ

1987年に初代ジープ・ラングラー(YJ)が発売される頃のジープ車はほかにチェロキー(XJ)があり、1993年にはひと回り大きいジープ・グランドチェロキー(ZJ/ZG)、その後もリバティやコマンダー、パトリオット、そして最新モデルのコンパスやレネゲードなど多種多様な「ジープ」が誕生し、今や日本でも「唯一販売台数が見込めるアメ車」として独特のSUVブランドを構築しています。

しかし、かつてはハシゴ型ラダーフレームに無骨なボディ、FRベースのパートタイム4WD、あるいはセンターデフロック機構つきフルタイム4WDなど悪路走破性を重視していた「ジープ」各車ですが、時代とともにFF乗用車ベースでFFのまま、あるいはFFベースのフルタイム4WDによる快適性重視でライトデューティ向けのクロスオーバーSUVが主流となりました。

これらは形こそ「ジープ」のイメージを踏襲し、特に「ジープ」ブランド所有者がその意匠権を保持している縦7本スリットのフロントグリルなど「ジープ」としての主張を続けていますが、機能的にはかつての小型4輪駆動野戦車とは全く異なり、形だけの存在となりつつあります。

しかし、ウイリスMBジープ、ジープCJからの直系であるジープ・ラングラーだけは堅牢なシャシーにシンプルなボディ、悪路走破性の高い四輪駆動システムとパワーユニットを保持し続けたヘビーデューティSUVであり続けており、今や唯一の、そして最後の「ジープらしいジープ」と言えるでしょう。

「角目のジープ」初代YJ(1987-1996)

初代ラングラー(YJ)は1987年に発売。先代にあたるジープCJよりトレッドやホイールベースが拡大された結果、乗員の快適性は向上したものの車体の腹がつかえやすくなるなど悪路走破性の面ではデメリットを指摘されます。

ただし、強固なフレーム上に架装された簡素なボディ、角目になったとはいえ縦7本スリットが入った垂直に立つフロントグリル、タイヤを覆う無骨なフェンダー、乗り心地はともかく頑健な前後リーフリジッドサスなどは紛うことなきジープCJからの「直系ジープの血統」を思わせるもので、昔ながらのジープを求めるユーザー層からは歓迎されました。

エンジンは2.5リッターの直列4気筒または4リッター/4.2リッターの直列6気筒の、いずれも古いAMC時代のOHVエンジンが搭載されており、3速ATまたは5速MTとの組み合わせ。四輪駆動システムは、レバー操作で2WDから4WDへの切り替えが可能なAMC独自のパートタイム4WD「コマンドトラック」。

日本では1988年に設立されたクライスラージャパンセールスで正規輸入販売を取り扱うようになり、1990年以降は当時RVブームにありながらSUVを販売しておらず、販売する車が不足していたホンダでもラングラーが販売されていました(1997年の提携終了まで)。

代表スペックと中古車相場

ジープ SYMX ラングラー カスタム ソフトトップ 1995年式
全長×全幅×全高(mm):3,885×1,730×1,840
ホイールベース(mm):2,375
車重(kg):1,480
エンジン:MX 水冷直列6気筒OHV12バルブ
排気量:3,959cc
最高出力:132kw(180ps)/4,750rpm
最大トルク:298N・m(30.4kgm)/4,000rpm
10・15モード燃費:6.4km/L
乗車定員:4人
駆動方式:4WD
ミッション:5MT
サスペンション形式:(F・R)リーフリジッド
中古車相場:59万円~280万円(車両本体価格・2019年12月現在)

丸目に戻り右ハンドル車やロングホイールベース車も登場、2代目TJ(1996-2006)

2代目ラングラー(TJ)は1996年に登場し、同年11月から日本でも正規輸入販売開始。
ヘッドライトが丸目に戻ってよりジープらしさを取り戻した一方、右ハンドル車が設定されて日本向きとなり、RVブームに湧く日本ではいかにもアメ車らしく新しい本格オフローダーとして人気となり、チェロキーなどとともに新時代の「ジープ」ブランドが日本でも定着するのに大きな役割を果たしました。

ただし、先代の前後リーフリジッドサスは4リンク式コイルリジッドサスへ変更されて舗装路での乗り心地優先志向へと変わり、エンジンも2003年以降は旧弊なAMCエンジンからクライスラーのエンジンへと変わっていき、組み合わせられるミッションも初期は5MTと3ATでしたが、2002年12月以降は4AT、2005年11月以降はMTも6MTへと変わったほか、エアバッグなども追加されていきます。

2004年にはホイールベースを254mmも延長したロングホイールベース版「ラングラー・アンリミテッド」が登場し、単に悪路走破性が強いのみならず、SUVとして快適性や使い勝手をより高めていく方向へとシフトしていきました。

日本ではソフトトップおよびハードトップの「スポーツ」、および「サハラ」、「「エクストリームスポーツ」」、特別仕様車「プラチナエディション」「スペシャル・エディション」などを販売しています。

代表スペックと中古車相場

ジープ TJ40S ラングラー スポーツ ソフトトップ 1996年式
全長×全幅×全高(mm):3,865×1,740×1,800
ホイールベース(mm):2,375
車重(kg):1,540
エンジン:MX 水冷直列6気筒OHV12バルブ
排気量:3,959cc
最高出力:129kw(175ps)/4,600rpm
最大トルク:290N・m(29.6kgm)/3,600rpm
10・15モード燃費:7.1km/L
乗車定員:4人
駆動方式:4WD
ミッション:5MT
サスペンション形式:(F・R)5リンクコイルリジッド
中古車相場:32万円~298万円(車両本体価格・2019年12月現在)

ロングホイールベースのアンリミテッドが4ドア化、3代目JK(2007-2017)

3代目ラングラー(JK)は2006年8月に登場し、2007年3月より日本でも正規輸入販売を開始。
先代ではロングホイールベース化のみで2ドアのままだった「アンリミテッド」がこの代から4ドアで登場し、ラングラーとしては初の4ドア車になるとともに、2ドア車より520mm延長されたホイールベースにより、後席は大人3人が乗っても快適なスペースと広大なラゲッジスペースが確保され、2ドア車の定員4人に対しアンリミテッドは5人乗りになりました。

ソフトトップもハードトップも単なる幌やルーフというだけでなく使い勝手や開放感により配慮されるようになり、抗菌処理されたシートなどが装備されて、見た目は旧来のジープさながらでも、現代的な車へとさらに進化していきます。

日本で販売されていたのは2ドア車および4ドアのアンリミテッドともに、「スポーツ」「サハラ」および最上級モデルの「ルビコン」と、特別仕様車「ブラック タイエディション」「マウンテン」など。

代表スペックと中古車相場

ジープ JK38S ラングラー ルビコン 2007年式
全長×全幅×全高(mm):4,185×1,880×1,865
ホイールベース(mm):2,425
車重(kg):1,810
エンジン:水冷V型6気筒OHV12バルブ
排気量:3,782cc
最高出力:146kw(199ps)/5,000rpm
最大トルク:315N・m(32.1kgm)/4,000rpm
10・15モード燃費:7.3km/L
乗車定員:4人
駆動方式:4WD
ミッション:6MT
サスペンション形式:(F・R)5リンクコイルリジッド
中古車相場:123万円~798万円(車両本体価格・2019年12月現在)

時代は変わりラングラーにもDOHCやダウンサイジングターボが。4代目JL(2018-)

4代目ラングラー(JL)は2017年11月に登場し、日本では2018年11月に正規輸入販売開始。
縮小されるクライスラー車の日本国内販売に代わって、ジープ専門店が増えた日本市場におけるイメージリーダー的車種であり、MT車の販売こそなくなったものの、現代的な3.6リッターV6DOHCエンジンや2リッター直4ターボ(ラングラー初のダウンサイジングターボ)に8ATを組み合わせたイージードライブで間口を広げます。

とはいえ、誰でも乗れるようになったからラングラーらしさが損なわれたというわけではなく、堅牢なメカニズムや悪路走破性の高さは健在で、パワーユニットや駆動システムのハイテク化で現代でも通用する走行性能を手に入れたジープ、と解釈したほうがよいかもしれません。

日本では2ドアが「スポーツ」のみで4ドアのアンリミテッドが「スポーツ」、「サハラ」、「ルビコン」および特別仕様車の「ビキニ・エディション」や「オーバーランド」など。

代表スペックと中古車相場

ジープ JL36S ラングラー スポーツ 2019年式
全長×全幅×全高(mm):4,320×1,895×1,825
ホイールベース(mm):2,460
車重(kg):2,050
エンジン:水冷V型6気筒DOHC24バルブ
排気量:3,604cc
最高出力:209kw(284ps)/6,400rpm
最大トルク:347N・m(35.4kgm)/4,100rpm
JC08モード燃費:9.6km/L
乗車定員:4人
駆動方式:4WD
ミッション:8AT
サスペンション形式:(F・R)5リンクコイルリジッド
中古車相場:438万円~698万円(車両本体価格・2019年12月現在)

各代の新装備

初代YJ

・ABS
・「コマンドトラック」4WDなど

基本的な構造はジープCJから踏襲したため当初は新技術が少なかった初代ラングラーですが、舗装路での乗り心地や安定性重視のためアンチロールバーなどを装備。4WDシステムはAMC・イーグルなどで既に実績のあった「コマンドトラック」で、パートタイム4WDながらレバー操作のみで2WDと4WDの切り替えが可能でした。また、1993年頃からはABSもオプション設定されています。

2代目TJ

・新型「コマンドトラック」4WD
・4リンクコイルリジッドサス
・サウンドバー(スピーカー内蔵ロールバー)
・エンジンイモビライザー(盗難防止装置)
・デュアルエアバッグ
・4AT
・6MT

2代目ラングラーは舗装路主体の使い勝手における近代化が進み、初期のジープ以来の質実剛健ながら乗り心地に難のあった前後リジッドサスからコイルスプリングを使った4リンクコイルリジッドサスへ変更され、パートタイム4WDの「コマンドトラック」も、走行中に2WDと4WDと切り替えが可能になりました。

その他、快適性の面では車内ロールバーへスピーカーを内蔵した「サウンドバー」、セキュリティ面ではエンジンイモビライザーや鍵付きのラゲッジボックス、安全面でもデュアルエアバッグが標準装備。また、約10年という長いモデルライフの中で、5速MTは6速MTへ、3速ATも4速ATへと進化しています。

3代目JK

・ロックトラック・フルタイム4×4(ルビコン)
・サンライダーソフトトップ(ソフトトップ車)
・ジープフリーダムトップ(ハードトップ車)
・抗菌処理ファブリックシート
・3.8/3.6リッターV6エンジン
・5AT
・ヒルスタートアシスト
・ヒルディセントコントロール
・ESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)

3代目ラングラーでは最強の4WDであるとともに最上級グレードである「ルビコン」へ「ロックトラック・フルタイム4×4」四輪駆動システムを装備。これはチェロキーなどで使われている「セレックトラック」フルタイム4WDをベースに、前後デフロック機構やクロール(ゆっくり)走行機能、険しい地形でサスペンションストロークを増すためスタビライザーを切り離す「スウェイバー・ディスコネクト・システム」などを追加したもので、ルビコンでは他にクルーズコントロール、トゥルロックディファレンシャル、電子制御式フロントスウェイバーディスコネクトシステムも装備。

サハラなどには急坂での発進や走行をアシストするヒルスタートアシストやヒルディセントコントロール、横滑り防止装置のESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)が追加され、ミッションも6MTや4ATから新型の電子制御式5速ATへと進化し、従来の直6エンジンに代わって搭載された3.8リッターV6エンジンも途中から新型の3.6リッターV6へと更新されました。

ジープとしての魅力に関わる開放性の部分でも進化し、ソフトトップ車にはサンルーフのようにフロント部のトップのみ開ける「サンライダーソフトトップ」をオプション設定したほか、ハードトップ車は分割して着脱が可能で存分な開放感から、開放感と快適性の両立などさまざまな組み合わせを楽しめる「ジープフリーダムトップ」が採用され、シートも手入れが簡単で泥などがつきにくい、抗菌処理済みのファブリックシートとなっています。

4代目JL

・2リッター直列4気筒DOHCツインスクロールターボエンジン(スポーツ)
・3.6リッターV型6気筒DOHCエンジン(スポーツ、アンリミテッド)
・8AT
・全ライトLED化
・キーレスEnter N Go
・テレスコピック機能つきステアリング
・Parkviewリアバックアップカメラ
・ParkSenseリアパークアシスト
・前面衝突警報(クラッシュミティゲーション付・衝突被害軽減ブレーキ)
・アダプティブクルーズコントロール(STOP機能付)
・ブラインドスポットモニター(併走車両監視装置)
・スカイワンタッチパワートップ(ルビコン スカイワンタッチパワートップ)

2020年代を見据えてモデルチェンジした4代目ラングラーは、いよいよ「昔ながらのジープ」でもハイテク装備と無縁ではいられなくなったことを象徴するように、最新装備がテンコ盛りです。

エンジンは新世代に切り替わり、従来のOHVエンジンではなくラングラー初のダウンサイジングターボとなる2リッター直4DOHCツインスクロールターボをアンリミテッドに搭載するとともに、2ドアのスポーツも含めV6エンジンもDOHCの新型となって、全て新しい8速ATと組み合わせられます。

他にもヘッドライトやフォグランプのみならず全ライトのLED化、ドアノブに触れるだけで解錠可能な「キーレスEnter N Go」、テレスコピック機能が追加されたステアリングなど快適装備が充実。

もっとも進化したのは安全面で、衝突被害軽減ブレーキとして動作する「前面衝突警報(クラッシュミティゲーション付)」や、併走する車が死角にいても知らせてくれる「ブラインドスポーットモニター」や、高速長距離巡航で大いに助けられる「アダプティブクルーズコントロール(STOP機能付)」、駐車支援を行う「Parkviewリアバックアップカメラ」および「ParkSenseリアパークアシスト」が、アンリミテッド各車へ装備。

さらに「ルビコン スカイワンタッチパワートップ」には、ボタンひとつでルーフが蛇腹状に開き、パネルごと脱着可能なリアクォーターウィンドウを外せばさらなる開放感も楽しめる「スカイワンタッチパワートップ」が装備されています。

派生車

AIL・ストーム

(初代~3代目ベースの軍用/民生独自発展型)
ラングラーの数少ない派生車が、イスラエルのAIL(オートモーティブ・インダストリーズ・リミテッド)が開発した軍用車両のストーム。

初代ラングラーがベースのMk.1と、2代目ベースのMk2、3代目ベースのMk.3が存在し、イスラエル国防軍でM151ケネディ・ジープの後継として採用され(イスラエル国防軍はなぜかハンヴィーではなくラングラーを選んだ)、基本的には軍用車両ですが、民生仕様も販売されています。

次期モデル大予想

約10年スパンでフルモデルチェンジされるラングラーは、現行の4代目が2017年に登場したので5代目の登場は2027年頃と、まだまだ先の話です。そのためまずは現行モデルの改良が順次進められていくことにありますが、既に48Vマイルドハイブリッド車が発表されているほか、PHEV(プラグインハイブリッド車)のテスト車が目撃されており、まずは順当に電動化が進みます。

そうなるとEVモデルの登場も今後は十分ありえる話ですが、現在のアメリカ大統領であるトランプ氏は地球温暖化やその原因となる内燃機関のCO2排出抑制策に懐疑的で、むしろカリフォルニア州などアメリカ合衆国を構成する各州が独自に自動車の排出ガス抑制策をとるのをやめさせようとしているほど。このような条件下で「ジープ」の電動化には逆風ではありますが、単にアメリカ国内だけでなく国際戦略車でもあるため、いずれ完全EV化されたラングラーが登場してもおかしくはないでしょう。

少なくとも、2016年に当選したトランプ氏が大統領を続けられるのは2期8年、長くとも2024年までですから、2027年頃のモデルチェンジと予想される次期ラングラーまでにはEV化のメドが立っていると考えてもよさそうです。

その他、快適装備や運転支援システムの追加は順次進んでいきそうですが、ラングラーの根本的なキャラクターに関わる悪路走破性やオープンエアの開放感、ワイルドでタフなオフローダーというイメージと相反する部分もあるため、高速長距離巡航のために魅力をスポイルするような装備は、積極的に採用されるとは思えません。

次期5代目ラングラーは、従来通りの内燃機関を搭載(あるいはクリーンディーゼル追加も)したうえでマイルドハイブリッドが主体となり、PHEV版やEV版も準備されたうえで最低限の運転支援システムを装備し、引き続き「時代に適応しながら販売を続ける昔ながらのジープ」として2027年登場と、大予想させていただきます。