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日産・ルークス(旧デイズルークス)- ライバルを追撃する第4の軽スーパーハイトワゴン

2020年3月のモデルチェンジで車名を独立した「ルークス」へ戻した日産の軽スーパーハイトワゴン。生産こそ共同開発した三菱で行われているものの、ベースのデイズともども日産色が大幅に強いものとなりました。先行するライバルに決して負けない魅力で猛追撃しており、第4の軽スーパーハイトワゴンとして今後猛烈なトップ争いに加わるでしょう。

スズキからOEM供給を受けた日産初の軽スーパーハイトワゴン、初代ML21S(VA0)

初代ルークスは2009年9月に登場。2008年1月に登場したスズキの新型軽スーパーハイトワゴン「パレット」のOEM供給を受け、通常版のほかに設定されたパレットSW相当の純正カスタムモデル「ルークスハイウェイスター」にはターボ車も販売されました。

それまで軽トールワゴンとしては同じスズキから「MRワゴン」を「モコ」としてOEM供給されていましたが、2000年代中盤からさらにハイルーフの軽スーパーハイトワゴン市場が盛り上がってきたことを受け、日産としても導入した形です。

基本的には細部のデザインを除けばパレットと同じ車で、後席両側スライドドアをいち早く採用していた特徴も同じ。ただし日産はその後、同じくオッティ(eKワゴンのOEM)の供給を受けていた三菱との合弁事業に力を入れ、軽乗用車はエブリイワゴンOEMのNV100クリッパーリオを除き三菱との共同開発となり、次期ルークスも三菱との合弁になります。

代表スペックと中古車相場

日産 VA0(ML21S) ルークス ハイウェイスターターボ 2009年式
全長×全幅×全高(mm):3,395×1,475×1,735
ホイールベース(mm):2,400
車重(kg):960
エンジン:K6A 水冷直列3気筒DOHC12バルブ ICターボ
排気量:658cc
最高出力:47kw(64ps) / 6,000rpm
最大トルク:95N・m(10.0gm) / 3,000rpm
10・15モード燃費:20.0km/L
乗車定員:4人
駆動方式:FF
ミッション:CVT
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)I.T.L
中古車相場:0.1万~110万円(車両本体価格・2020年4月現在)

NMKV初開発の軽スーパーハイトワゴン 2代目 BA0(B21A)デイズルークス(2014-2020)

2代目ルークスは「デイズルークス」と名を変え2014年2月に発売、基本的にはNMKVでデイズをベースにした軽スーパーハイトワゴン版で、先代にあたるルークスより全高を30~40mmアップして27インチ自転車も収納可能な車内高1,400mmを実現したほか、ホイールベースも30mm拡大し、両側スライドドアを備えた後席の快適性を向上させています。

ラインナップは基本的に通常モデルと、日産独自の迫力マスクとエアロパーツを備えた「ハイウェイスター」および、特別仕様車ながら常時設定されるハイウェイスターのカスタム版「ライダー」の3種類で、ライダー以外は「S」(通常グレード)と「X」(上級グレード)、およびVパッケージなどの派生グレードと、ライダー同様オーテックバージョンの「ボレロ」などで構成。

通常モデルは660cc自然吸気エンジンのみ、ハイウェイスターとライダーにはターボ車も設定され、組み合わされるミッションは全てCVT、駆動方式はFFまたは4WDです。

また、福祉車両「ライフケアビークル」仕様として「デイズルークス・アンシャンテ」が設定されており、車外方向へ回転上下し、乗降を容易にした助手席スライドアップシート、または上下しない通常の助手席回転シートを備えています。

日産ではスズキ・ソリオ(およびOEMの三菱・デリカD:2)やダイハツ・トール4兄弟(ほかにトヨタ・タンク/ルーミー、スバル・ジャスティ)のような両側スライドドア付きコンパクト・トールワゴンを販売しておらず、デイズルークスが後席両側スライドドア車で唯一の選択肢となっているのが特徴です。

代表スペックと中古車相場

日産 BA0(B21A) デイズルークス ハイウェイスターターボ 2014年式
全長×全幅×全高(mm):3,395×1,475×1,775
ホイールベース(mm):2,430
車重(kg):960
エンジン:3B20 水冷直列3気筒DOHC12バルブ ICターボ
排気量:659cc
最高出力:47kw(64ps) / 6,000rpm
最大トルク:98N・m(10.0gm) / 3,000rpm
JC08モード燃費:22.2km/L
乗車定員:4人
駆動方式:FF
ミッション:CVT
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)トルクアーム式3リンク
中古車相場:29.5万~189万円(車両本体価格・2020年4月現在)

マイルドハイブリッド化しプロパイロットも採用、3代目B44A系(BA1) (2020-)

2020年3月にモデルチェンジした3代目からは再び車名が「ルークス」へ戻ってデイズから独立、それまで販売台数の発表で「デイズ」シリーズとして一括していたのでわかりにくかったところ、今後はルークス単独で勝負していくことになりました。

デザインこそ日産の意向が取り入れられていたものの、基本的には三菱車だった先代とは異なり、ルノー系エンジンに日産系のマイルドハイブリッド(S-HYBRID)を組み込み、レベル2運転支援機能を持つ「プロパイロット」も採用されたことや、純正カスタム仕様が三菱はSUV仕様の「eKクロス スペース」なのに対し、日産は「ルークスハイウェイスター」を継続するなど、日産色が大幅に濃くなっています。

先行して2019年3月にモデルチェンジしていた3代目デイズ同様、日産が初めてそのオリジナリティを全面的に押し出した軽自動車となりますが、生産担当は引き続き三菱自動車の水島製作所です。

代表スペックと中古車相場

日産 BA1(B45A) ルークス ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション 2020年式
全長×全幅×全高(mm):3,395×1,475×1,780
ホイールベース(mm):2,495
車重(kg):1,000
エンジン:BR06-SM21 水冷直列3気筒DOHC12バルブ ICターボ+モーター
排気量:659cc
最高出力:47kw(64ps) / 5,600rpm
最大トルク:100N・m(10.2gm) / 2,400~4,000rpm
モーター:SM21 交流同期電動機
最高出力:2.0kw(3ps)
最大トルク:40N・m(4.1kgm)
WLTCモード燃費:18.8km/L
乗車定員:4人
駆動方式:FF
ミッション:CVT
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)トーションビーム
中古車相場:139.8万~189.8万円(本体価格・2019年9月現在)

各代の新装備

初代VA0(ML21S)

・副変速機付きCVT
・後席両側スライドドア

スズキ・パレットのOEMだったためメカニズム的にはオーソドックスなスズキ車という感じだった初代ルークスですが、CVTにハイ・ロー切り替え式副変速機を搭載した初期の車でありました。

また、当時のボンネットつきFF軽乗用車にはまだ後席スライドドアの車がほとんどなく、2代目三菱・eKワゴンや2代目ダイハツ・タントが後席左側スライドドアつきという中、いち早く後席両側スライドドアを採用していたのが、初代ルークス(と、OEM元のスズキ・パレット)の特徴です。

2代目 BA0(B21A)

・3B20型660cc直列3気筒DOHC自然吸気/ターボエンジン
・停車前停止型アイドリングストップシステム
・回生エネルギーバッテリーアシストシステム
・エマージェンシーブレーキ(レーザーレーダー式)
・インテリジェント エマージェンシーブレーキ(カメラ式で2018.5以降。)
・踏み間違い衝突防止アシスト(レーダー式、2018.5以降ソナー&カメラ式)
・LDW(2018.5以降ハイウェイスターに標準)
・アラウンドビューモニター(パーキングアシスト)
・リモコンオートスライドドア

スズキ系だった「ルークス」と異なり、三菱系の開発で日産系の装備も盛り込まれたデイズルークスは、両社の特色がある新装備が施されています。

搭載エンジン3B20はもともと三菱・i(アイ)用に開発された新世代エンジンで、これを改良のうえ搭載し、停車のための減速中、9km以下になると停止する停車前停止型の「アイドリングストップシステム」や、ブレーキ時の回生エネルギーをニッケル水素電池に充電し、アイドリングストップ中の車内装備品電源として使う「バッテリーアシストシステム」と組み合わせられました。

安全装備は当初赤外線レーザーレーダー式の「エマージェンシーブレーキ」およびを搭載していましたが、2018年5月のマイナーチェンジでカメラ式の「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」へと更新され、「踏み間違い衝突防止アシスト」もレーダー式からカメラとソナー式へ更新されることにより、軽自動車で初めて前方歩行者検知と低速時の衝突被害軽減ブレーキ作動を可能にしています。

また、カメラ式になったことでハイウェイスターにはLDW(車線逸脱警報)も装備、また発売時から設定の安全装備として、頭上からの視点をモニターに疑似表示することで駐車支援を行う「アラウンドビューモニター」がSグレード以外へ搭載。

その他、快適装備としてはインテリジェントキーを持っているとドアのボタン操作のみで後席パワースライドドアを開閉できる「リモコンオートスライドドア」が採用されました。

3代目 BA1(B44A系)

・直列3気筒DOHC12バルブ自然吸気エンジン「BR06DE」
・同ターボエンジン「BR06DET」
・スマートシンプルハイブリッド(マイルドハイブリッド)「S-HYBRID」
・衝突被害軽減ブレーキ「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」
・前方衝突予測警報「インテリジェントFCW」
・運転支援システム「プロパイロット」

日産色が強くなった3代目では先代、そしてその前のeKワゴン/オッティ系まで長く使われてきた三菱系のエンジンではなく、ルノーの新興国向け低価格車用エンジンを軽自動車向けに仕立て直したBR06系エンジンに、日産独自のオルタネーター兼用1モーターハイブリッドシステム「S-HYBRID」を組み合わせてマイルドハイブリッド化しました。

安全装備ではミリ波レーダーに単眼カメラを組み合わせた新センサーが搭載され、2台前の車の動きからも衝突の危険を察知して警報を出せる「インテリジェントFCW」や、発展型の「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」を搭載。

これも日産独自のレベル2運転支援システム「プロパイロット」が搭載され、主に近距離用の軽自動車ながら高速長距離巡航時にハンドルへ手を添えておくだけでも巡航を可能にしており、ドライバーの疲労低減にも役立てています。

派生車

スズキ・パレット

(初代姉妹車)
初代ルークスのOEM供給元で、ルークスより一足早くデビューしており、ボンネットつきFF軽乗用車では初の後席両側スライドドアつきでした。

ただし、純正カスタム版のデザインにアグレッシブさが欠けたせいか後発のホンダ・N-BOXや2代目タントとの販売競争の中では地味な存在となってしまう状況が後継の初代スペーシア(日産にはOEM供給せず)まで続き、2代目スペーシア以降で巻き返しを図っています。

三菱・eKスペース

(2代目~3代目姉妹車)
同じNMKVで開発・生産されている軽スーパーハイトワゴンの三菱版がeKスペースで、日産版とはグレード名やグレードごとの装備、デザイン、ボディカラーが異なり、基本的に日産の仕様やコンセプトに合わせたものが2代目(デイズルークス)/3代目で、三菱に合わせたものがeKスペース。

たとえば2代目では最廉価版となるエマージェンシーブレーキレス仕様があるのはデイズルークスのみなど、3代目では純正カスタム仕様が日産版はルークスハイウェイスター、三菱版はeKクロス スペースなど違いがあります。

デイズ / 3代目~4代目三菱eKワゴン

同じくNMKVで開発・生産されている軽乗用車で、デイズルークスより数ヶ月早い2013年5月に発売、2代目(4代目eKワゴン)へのモデルチェンジもひと足早く2019年3月には済ませています。
デイズルークス/ルークスよりルーフが低い通常のトールワゴン(ハイトワゴン)で、現在の軽乗用車ではベーシック版的な扱いであり、日産で販売されている全乗用車の中でも最小モデルです。