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CX-3(2015.2-)の買取相場が知りたい!最新版!(2020年12月現在)

マツダ CX-3

好調な販売を続けるマツダのCXシリーズSUVの中で、2015年に発売以来なかなか販売が上向かず、コンセプトも安定しないCX-3。デミオのクロスオーバーSUV版的なコンパクトSUVですが、当初のSKYAKTIV-D専用車から現在は待ち望まれていた2リッターガソリンエンジン、さらに1.5リッターガソリンエンジン搭載の廉価版投入で巻き返しを図っています。買取市場での評価はどんなものでしょうか?

当初SKYACTIV-D1.5専用車として登場した、マツダのコンパクトSUV「CX-3」

マツダ自慢の新世代自動車技術「SKYACTIVテクノロジー」を全面採用したCX-5を2012年に発売、大ヒットとなって以降、マツダと言えばSUV、それも大トルクを発揮して尿素SCRなど余分な消耗品が不要という画期的なクリーンディーゼル「SKYACTIV-D」がマツダの新たなアピールポイントとなりました。

2015年に発売されたCX-3もその延長線上にある車で、ボディサイズはデミオ(現在のMAZDA2)に相当するコンパクトクラス、ただし搭載されるエンジンは当時のデミオにも搭載された1.5リッター版クリーンディーゼル「SKYACTIV-D1.5”のみ”」というすさまじい割り切りようで、この思い切った決断には発売当初から期待と不安が半々といったところ。

果たしてCX-3はその走りこそトルクフルなクリーンディーゼルのおかげで、デミオからの重量増加をものともせず好評であり、しかもFF、4WDともに6速ATだけでなく6速MTが設定され、「マツダらしい走りのコンパクトSUV」として歓迎されたかに見えました。

しかし、やはりディーゼルのみという選択肢の少なさは問題だったようで、発売翌月には月販目標を上回る5,000台を上回るなど、1年ほどは好調に売れていたものの、それ以降は月販1,000台以下、ひどい時には500台を切るようになってしまい、早々にテコ入れが求められるようになってしまいます。

市場から熱望されたのは、北米仕様には存在した2リッター自然吸気ガソリンエンジン「SKYACTIV-G2.0」搭載車でしたが、2017年7月に同エンジンを搭載した「20S」グレードを投入するも販売はなかなか上回らず。

2018年5月の大幅改良でディーゼル搭載車の「XD」を1.8リッターの「SKYACTIV-D1.8」へ更新する事でようやく販売が上向き、2020年6月には廉価版として1.5リッター自然吸気ガソリンエンジン「SKYACTIV-G1.5」を搭載した「15S」を投入しますが、CX-30(MAZDA3に相当するSUV)などが好調なのに比べ、いずれの改良でも高価が今ひとつ持続しません。

人気のクロスオーバーSUVというジャンルでも、ユーザーのニーズに応えた車づくりがうまくいかないと、「需要がすぐ満たされてしまい、新車効果もテコ入れ効果も続かない」という代表例になったCX-3ですが、同ジャンルのダイハツ ロッキー/トヨタ ライズなどが好調な事もあり、マツダとしても早期に切り捨てることなく熟成を試みています。

CX-3・中古車販売価格の相場と流通台数は?

CX-3の中古車販売価格の相場と流通台数を、大手中古車情報サイトからチェックしてみましょう(2020年12月現在)。

【CX-3 15S系(1.5リッター直4ガソリン車・2020.6~)】
(FF・6AT車)
修復歴なし:176.5~205.8万円・18台
修復歴あり:164.8万円・1台
(4WD・6AT車)
修復歴なし:196.8~218万円・14台
修復歴あり:流通なし
※6MT車はFF/4WDともに設定なし

【CX-3 20S系(2.0リッター直4ガソリン車・2017.7~)】
(FF・6AT車)
修復歴なし:134.8~319万円・220台
修復歴あり:149~189.8万円・6台
※6MT車は流通なし
(4WD・6AT車)
修復歴なし:147.8~228万円・40台
修復歴あり:145.9万円・1台
※6MT車は流通なし

【CX-3 XD系(1.5リッター直4ディーゼルターボ・2015.2~2018.5/同1.8リッター・2018.5~)】
(FF・6MT車)
修復歴なし:79.9~229.8万円・26台(1.5L) / 194.8万円・1台(1.8L)
修復歴あり:137.5万円・1台(1.5L) / 175.9万円・1台(1.8L)
(FF・6AT車)
修復歴なし:79.8~229万円・643台(1.5L) / 166.8~288万円・56台(1.8L)
修復歴あり:79.9~165万円・23台(1.5L) / 149~179万円・3台(1.8L)
(4WD・6MT車)
修復歴なし:82.8~209.8万円・21台(1.5L) / 219.8~258万円・2台(1.8L)
修復歴あり:流通なし(1.5L)/流通なし(1.8L)
(4WD・6AT車)
修復歴なし:95.8~238万円・191台(1.5L) / 175.9~275万円・20台(1.8L)
修復歴あり:139.9~175万円・7台(1.5L) / 168万円・1台(1.8L)

中古車の流通規模から察するに、約10か月遅れで投入されたとはいえ、SKYACTIV-D1.8版の「XD」の流通台数は、SKYACTIV-G2.0版「20S」の3割程度にとどまっており、CX-5などと異なりコンパクトなCX-3ではガソリン車需要の方が本命であり、最初から20Sが設定されていればヒット作になりえたかもしれません。

ただし、全体での流通台数そのものはSKYACTIV-D1.5時代の「XD」、それも6ATのFF車が大半を占めており、中古車市場で見かけるCX-3のほとんどは1.5リッター版「XD」という状況が、しばらくは続きそうです。

CX-3・買取価格の相場と、モデル、年式、グレードごとの傾向は?

では、実際の買取相場ではどのように評価されているのでしょうか?これも大手買取専門業者のサイトで買取実績が確認されたものを、年式やグレードごとの評価と合わせて紹介します。

まずは年式ごとの平均買取価格と平均残価率(オプション込み新車実勢価格に対する買取価格の割合)ですが、同じCX-3でも1.5/2.0リッターガソリン車と1.5/1.8ディーゼル車では販売時期や新車価格に大きな差があるため、分けました。

【CX-3 15S系(1.5リッター自然吸気ガソリン車・2020.6~)】
実績なし

【CX-3 20S系(2.0リッター自然吸気ガソリン車・2017.7~)】
2017年式:約103万円・約38%
2018年式:約117万円・約42%
2019年式:約122万円・約44%
2020年式:実績なし
総合:約117万円・約42%

【CX-3 XD系(1.5リッタークリーンディーゼルターボ→同1.8リッター・2015.2~)】
2015年式:約84万円・約28%
2016年式:約97万円・約31%
2017年式:約98万円・約33%
2018年式:約113万円・約36%(2018.5 1.8リッター化)
2019年式:約125万円・約39%
2020年式:実績なし
総合:約105万円・約34%

デビュー当初から販売されており、低年式車があるXD系が総合買取価格・残価率ともに下回るのは当然なものの、20S登場以降も、1.8リッター化されて以降もXD系の残価率は低く、買取市場での評価は高いと言えません。

なお、各グレードには装備が充実した「プロアクティブ」や、豪華内装の「Lパッケージ」といったサブグレードや、その他特別仕様車が存在しますが、標準グレードに対してリセールバリュー(平均残価率)の面で特筆すべき差がないため、グレードごとの買取価格や残価率については割愛します。

今後CX-3を購入、あるいは所有し続けるなら20Sや15Sがリセールバリューの面では確実

SKYACTIV-D専用SUVとして華々しく登場した割には販売面で苦戦していたCX-3ですが、純ガソリンエンジン車の登場でいくらか持ち直している傾向があり、買取市場でも中古車価格が高値推移の傾向がある20SはXDより残価率が高くなっています。

買取価格そのものはディーゼルのXDがやや上回るものの、それは新車価格が高いためでもあり、「XDよりいくらか安く買えて、ディーゼルより信頼性や快適性の面で有利、売却時も残価率が高い」20Sの方が、今後リセールバリューも考慮してCX-3を購入するなら断然オススメで、自動車税の面でメリットが大きい15Sも同様です。

現在CX-3を所有している方の場合でも、15Sや20Sならソコソコの買取価格は期待できますが、XDの場合は排気量アップしてパワフルかつ余裕の出た2018年5月以降のモデルでも残価率は芳しくありませんから、リセールバリューを最優先に考えた場合は、ガソリン車版か他車への乗り換えを早めに検討した方がよいと思われます。

購入時の補助金や税制面でも今後はクリーンディーゼルの優位が薄くなっていき、EVやハイブリッド車が優遇されるようになっていきますし、せっかく大トルクで騒音や振動も抑えた優れたエンジンなのに残念ではありますが、SKYACTIV-Dには厳しい時代が到来しており、買取市場も敏感に反応していると考えてよいかもしれません。

また、20Sや15Sの方がXDより優位と言っても、わずか1年落ちで平均残価率が50%を切ってしまうような状況ですから、不人気とまでは言わないまでも、「人気のSUVだから、もっと高く買ってもらえると思った」と思うかもしれず、今後マツダの方でよほど魅力的なテコ入れを行わない限りCX-3を取り巻く状況は厳しく、評価が上向く要素も当面はなさそうです。

※中古車販売価格や買取相場は2020年12月現在の金額です。

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