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3代目ヴィッツ(2010-2020)の買取相場が知りたい!最新版!(2020年12月現在)

ヴィッツ

4代目にして、ついに国際名「ヤリス」へと日本でも改名した、トヨタのコンパクトカー「ヴィッツ」。1999年にスターレット後継として発売以来、トヨタを代表するコンパクトカーであると同時に多くの派生車種を生んだベースモデルとしても優秀で、レースやラリーでも活躍するスポーツイメージなど多彩な一面も持っていました。旧車名では最終モデルであり、2020年2月まで販売されていた3代目の中古車価格や買取相場はいかに?

「21世紀マイカー」として新時代のトヨタを象徴した、偉大なる「ヴィッツ」

トヨタのコンパクトカーは、当時の通産省(現在の経産省)が構想した「国民車計画」を叩き台に登場した1960年代の「パブリカ」、1970年代半ば以降に後を継いだ「スターレット」と、あまりにチープ過ぎて不評だった初代パブリカ初期型を除けば、トヨタのエントリーモデルとして市場での満足度が高い車でした。

しかし、まだ欧米など自動車先進国から大きく立ち遅れていた当時の日本市場ではともかく、世界中の市場で高い評価を受けられるような国際戦略車としては物足りず、また国内でも1998年10月から新規格へ移行、衝突安全性能や品質が飛躍的に向上し、やがてはスペース効率でコンパクトカーを凌駕しかねなかった軽自動車への対応も必至となります。

また、スターレットとカローラの中間にあった通称「タコII」こと、ターセル/コルサ/カローラIIという、1.3~1.5リッター級3/5ドアハッチバックおよび4ドアセダンもよく言えば堅実、実際には地味で存在感を失いつつあり、トヨタはそれらの問題を一挙に解決するとともに、21世紀に日本国内シェアはもちろん、世界的に大きく飛躍するための新型車を開発しました。

それが1999年に登場した初代「ヴィッツ」で、新世代の1~1.5リッター級4気筒エンジンは高効率で燃費が良く、ルーフが高くとも腰高感を与えない絶妙なデザインで広い室内空間を確保したボディは、見た目の軽快さとは裏腹に、乗ればフロアや足回りの高い剛性からどっしり安定した走行性能と、高い衝突安全性を誇ります。

通常の「ヴィッツ」としての3/5ドアハッチバックボディのほか、後続する派生車、4ドアセダン「プラッツ」や5ドアトールワゴン「ファンカーゴ」などのベースにもなったヴィッツは「21世紀マイカー」のキャッチコピーもウケて大ヒット作となり、それまでライバル車に押され気味だったコンパクトカーのシェアを確固たるものとして、世界戦略車としても高い評価を得ました。

2020年2月にデビューした4代目からは日本でも国際名「ヤリス」となったため、「ヴィッツ」としては最後のモデルになった3代目は2010年12月に発売。

基本的には初代からのデザインテイストや1.0/1.3/1.5リッターと3種のエンジンラインナップを維持しつつ、「G’s」「GR SPORT」といったスポーティカスタマイズ車や、スーパーチャージャーやターボで武装したホットモデル「GRMN」もラインナップし、WRC(世界ラリー選手権)へも参戦するなどスポーツイメージも拡大します。

そもそも初代から、「自宅からサーキットまで自走で往復してレース参戦が可能」なナンバーつきレース「ネッツカップ」のエントリーモデルとしてサンデーレーサーにこよなく愛されていたヴィッツですが、3代目では走りのよさをアピールして、スペース効率で勝負するライバル車や同クラスのトールワゴン、ミニバンへの対抗したのです。

2017年には派生車種のアクアやカローラアクシオなどと同じ1.5リッターハイブリッドシステムを組み込んだ「ヴィッツハイブリッド」も登場、パーソナルユース(個人用途)メインの、スポーティで経済的なコンパクトカーとして、ヤリスへの改名まで高い評価を受け続けました。

3代目ヴィッツ・中古車販売価格の相場と流通台数は?

3代目ヴィッツの中古車販売価格の相場と流通台数を、大手中古車情報サイトからチェックしてみましょう(2020年12月現在)。

【3代目ヴィッツ(1.0リッター直3・1.3/1.5リッター直4ガソリン車・2010.12~2020.3)】
修復歴なし:7~168万円・2,957台
修復歴あり:19.9~132万円・155台

【3代目ヴィッツ(1.5リッター直4ハイブリッド車・2017.1~2020.3)】
修復歴なし:48.8~182万円・331台
修復歴あり:38~129.8万円・13台

【3代目ヴィッツG’s/GR SPORT/GRMN(1.5リッター直4自然吸気/ターボ・1.8リッタースーパーチャージャー・2011.10~2020.3)】
修復歴なし:30~444万円・194台
修復歴あり:38~175.9万円・12台

ヴィッツハイブリッドのほか、GRガレージがカスタマイズ、最高峰は本来だと国内向け3代目ヴィッツに存在しない3ドアボディへ、1.5リッターターボや1.8リッタースーパーチャージャーエンジンを搭載した「GRMNターボ」「GRMN」、1.5リッター自然吸気の「G’s」「GR SPORT」は別格に扱っています。

ただし、444万とプレミア価格がついているのは限定150台、1.8リッタースーパーチャージャーを搭載して新車価格400万円だった「GRMN」くらいで、1.5リッターターボの「GRMNターボ」も2013年式という割には約160~230万円と高価ですが、さほどのレア扱いではありません。

タマ数としてはやはり通常の「ヴィッツ」が多く、末期に追加されたハイブリッド車は意外と少ないものの、ハイブリッド専用コンパクトカーとして人気があるアクアもあるため、少ないからレア扱いというわけでもなく、単に低年式車がないため最低価格が低めというだけなようです。

また、G’sについても通常のヴィッツに存在する1.5リッター車でMT設定もある「RS」がありますから、単にフルエアロ版として意外に安く販売されています。

3代目ヴィッツ・買取価格の相場と、モデル、年式、グレードごとの傾向は?

では、実際の買取相場ではどのように評価されているのでしょうか?これも大手買取専門業者のサイトで買取実績が確認されたものを、年式やグレードごとの評価と合わせて紹介します。

まずは年式ごとの平均買取価格と平均残価率(オプション込み新車実勢価格に対する買取価格の割合)です。

【3代目ヴィッツ(1.0/1.3/1.5リッター自然吸気ガソリン車・2010.12~2020.3)】
2010年式:実績なし
2011年式:約11万円・約6%
2012年式:約13万円・約7%
2013年式:約18万円・約10%
2014年式:約20万円・約11%(2014.4 マイナーチェンジ)
2015年式:約31万円・約17%
2016年式:約38万円・約22%
2017年式:約45万円・約27%(2017.1 マイナーチェンジ)
2018年式:約55万円・約33%
2019年式:約62万円・約37%
2020年式:実績なし
総合:約31万円・約18%

純ガソリン車版のヴィッツは2度のマイナーチェンジを経ており、特に2度目のマイナーチェンジ以降で残価率(新車価格に占める買い取り価格の割合)が増えているようにも思えますが、単に初回車検(3年目)を境にしているだけの可能性もあります。

2回目の車検(5年目)である2015年式、3回目(7年目)の2013年式でも残価率の大きな境目になっている事から、マイナーチェンジによる大幅なデザイン変更よりは、単に「車検を迎えるたびに残価が落ちている」だけかもしれません。

【3代目ヴィッツ(1.5リッターハイブリッド車・2017.1~2020.3)】
2017年式:約51万円・約23%
2018年式:約66万円・約30%
2019年式:約78万円・約36%
2020年式:実績なし
総合:約61万円・約28%

ハイブリッド車は買取価格が純ガソリン車より高いものの、残価率では下回っていますが、これは多くのハイブリッド車やEV(電気自動車)でよく見られる現象です。

走行用バッテリーの経年劣化による走行性能や燃費悪化が懸念材料になっていると思われ、ヴィッツでも同じように評価されています。

【3代目ヴィッツG’s/GR SPORT/GRMN(1.5リッター直4自然吸気/ターボ・1.8リッタースーパーチャージャー・2011.10~2020.3)】
2011年式:約26万円・約11%(G’s発売)
2012年式:約29万円・約12%
2013年式:約92万円・約33%(GRMNターボ、200台限定販売)
2014年式:約43万円・約18%
2015年式:約31万円・約13%
2016年式:約60万円・約26%
2017年式:約91万円・約39%(G’s後継「GR SPORT」「GR SPORT”GR”」発売)
2018年式:約117万円・約50%(GRMN、150台限定販売)
2019年式:約99万円・約42%
2020年式:実績なし
総合:約102万円・約37%

主にG’sおよびGR SPORTの実績が多く、GRMNターボはわずか、GRMNに至っては実績皆無ですが、知名度が高く別車種に近い扱いをされがちなGR SPORT発売後の方が残価率は急激に上がっており、G’sのリセールバリューはあまり芳しいものとは言えません。

続いて大まかなグレードごとの平均買取価格と平均残価率を紹介しますが、ガソリン車では同じグレード名で排気量が1リッターと1.3リッター、あるいは1.3リッターと1.5リッター2種の混在が見られ、資料では見分けがついていない事に注意してください。。

【3代目ヴィッツ(純ガソリン車・2010.12~2020.3)】
F系(標準および派生グレード・1.0/1.3リッター):約34万円・約20%
ジュエラ(内外装充実モデル・1.0/1.3リッター):約26万円・約15%
U(上級モデル・1.3/1.5リッター):約26万円・約13%
RS(スポーツモデル・1.5リッター)::約35万円・約17%

純ガソリン車版ヴィッツで安定した評価を得ているのはもっとも標準的な「F」系グレードで、廉価版「Mパッケージ」や「スマートスタイル」など先進装備を盛り込んり、「シエル」などオシャレな内装の特別仕様車が多数存在する、ヴィッツの代表的グレードです。

スポーツモデルの「RS」が意外と低い評価なのは、2度目のマイナーチェンジで廃止(GR SPORTへ統合)されて高年式車がないのが影響しているかもしれません。

【3代目ヴィッツ(全て1.5リッターハイブリッド車・2017.1~2020.3)】
F系(標準および派生グレード):約62万円・約29%
ジュエラ(内外装充実モデル):約47万円・約21%
U(上級モデル):約70万円・約29%

ハイブリッド車でもF系が代表格で高い評価を得ていますが、上級モデルのUも同一で、どちらかといえば女性向けグレードのジュエラはさほどハイブリッド車である事の必要性や需要がないのか、やや低め。

【3代目ヴィッツG’s/GR SPORT/GRMN(2011.10~2020.3)】
RS G’s/GR SPORT/GR SPORT”GR”(1.5リッター自然吸気)::約59万円・約25%
ハイブリッドGR SPORT(1.5リッターハイブリッド):実績なし
GRMNターボ(1.5リッターターボ・3ドア)::約144万円・約48%
GRMN(1.8リッタースーパーチャージャー(3ドア):実績なし

GRガレージのスポーツ仕様だとGRMNターボの別格ぶりがすさまじく、GRMNは今回の調査で実績がなかったものの、もし買取実績があった場合、程度良好で走行距離も少ないなら200万円以上、残価率50%超えも考えられます。

スポーツ系の趣味車ということでハナから高評価を受けやすいうえに、前者は200台、後者は150台しか販売されておらず、日本仕様では本来存在しない3ドア車というレア物ぶりから、ヴィッツというより他の趣味車と考えた方がいいかもしれません。

それに比べるとG’sやGR SPORTの評価はかなり控え目で、単にフルエアロで見栄えを整え、外観から差異がわかりにくいフロアや足回りの強化程度では、「趣味車の仲間入り」までは難しいのがよくわかります。

3代目ヴィッツのリセールバリューは堅実に程度と年式、走行距離で決まる

GRMNターボ/GRMNは別格として、それ以外は純ガソリン車でもハイブリッド車でも、スポーティなはずのG’s/GR SPORTでも平均残価率が20~40%にとどまり、1年落ちでもせいぜい40%程度なヴィッツは、不人気車というレベルではないものの、「需要に対し供給不足でもなければ、供給過剰というわけでもない」という、どこにでもありふれた車です。

年式の割にピカピカで走行距離も少なく車検残もタップリ、自動ブレーキなど高価なメーカーオプションを装備している、アルミホイールなど高価な社外品を装備している、といった付加価値がないと、市場としても特別に高価買取をする理由がない、といったところでしょう。

手頃な車ではありますが、維持費では軽自動車に、スペース効率では軽トールワゴンやコンパクトトールワゴンに劣るため、「軽くてスポーティ」というだけでは今の時代なかなか売りになりにくいようで、タイミングを見て売りに出そうという類の車でもないため、必要がなくなったり、他に気になる車が出て下取りに出したくなれば、即決して構いません。

例外はGRMNターボとGRMNで、スポーツ走行やスポーツ系のレア車好きにはたまらない車ですから、買取店などを経て高価な中古車として販売するため残価率50%程度で売るより、価値がわかり必要性に迫られた人への個人売買や、専門店など扱いを心得た業者へ売る前提で考えれば、価値もなかなか落ちにくいと思われます。

あるいは既に、現行のGRヤリス4WDターボへ乗り換える原資として計算している人もいると思いますが、そうした「より興味がそそられる高価な車へ乗り換える元手として取っておく」のがよいでしょう。

そういう意味で惜しいのはGR SPORTなど末期のスポーツグレードで、GRMNに比べて格落ち、RSのように羊の皮を被った狼的な要素もないため、GR SPORTユーザーはデザインがよほど気に入っているのでもない限り、早めにGRヤリスRS(1.5リッター自然吸気エンジン版)へ乗り換えるのをオススメします。

※中古車販売価格や買取相場は2020年12月現在の金額です。

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