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3代目エルグランド(2010-)の買取相場が知りたい!最新版!(2020年11月現在)

エルグランド

日本で大型ハイルーフミニバン人気を牽引する大ブームを巻き起こした初代日産 エルグランド。その歴史を受け継いだ3代目は2010年にデビュー以来10年以上販売されており、やや古さが目立ち人気もライバル車に劣るとはいえ、FF低床ミニバン化で向上した使い勝手などの高い実力から、堅調な販売台数を維持しています。そんな3代目エルグランドは中古車市場でどう評価されているでしょうか?

ハイルーフミニバンブームの立役者、元祖アグレッシブマスクの日産 エルグランド

1990年代、「RVブーム」の名の下にミニバン、ステーションワゴン、SUV、トールワゴンといった、従来のセダンやスポーツカーにとって代わる車種が大人気となりますが、ミニバンに関してはホンダが1994年に発売した「オデッセイ」でロールーフミニバンが、1996年に発売した「ステップワゴン」でFF低床ハイルーフミニバンがそれぞれ人気を獲得します。

一方、アメリカからの輸入車シボレー・アストロのように、大型のフロントメッキグリルにより迫力あるアグレッシブなフロントマスクが人気を呼んだミニバンもあり、そのアグレッシブマスクを最初に採用、1997年に発売されたのが日産の初代エルグランドでした。

当時の日産は1990年前後に発売された「日産901運動世代」の名車が揃ってモデルチェンジに失敗、バブル崩壊による開発コスト抑制で新型車の開発にも失敗してしまい、トヨタに次ぐ日本第2の自動車メーカーという立場から、文字通り坂を転げ落ちるように転落していた時期です。

1990年代後半には末期的症状を呈していた日産でしたが、その中でもマーチやセレナなどとともに数少ない成功作となったのがエルグランドで、当初は商用1BOXバン/乗用ワゴンの派生車種として「キャラバン・エルグランド」「ホーミー・エルグランド」として発売されましたが、1999年にはディーラー網再編で販売店ごとの車名にする必要がなくなり、「エルグランド」に統一されています。

初代エルグランドはクロカンSUVの「テラノ」からプラットフォームを流用、短いボンネットを持つ1.5BOXミニバンで、駆動方式はFRベースだったため現在の基準で見ると床は高く、天井が広いとまでは言わなかったものの、アストロのような大型メッキフロントグリルを持つ迫力のアグレッシブマスクと、豪華内外装で大人気となりました。

日本で「ミニバンやSUV、トールワゴンはアグレッシブマスクでないと売れない」という風潮は、この初代エルグランドから始まり、ライバルも同様のデザインを採用するとその優位性は失われていきますが、2002年から2010年まで販売されていた2代目までは、それなりに需要のある人気車種だったと言えます。

しかし、2010年8月に発売された3代目はFF低床ハイルーフミニバンとして近代化、メカニズムも一新する一方で優れた足回りによる走行性能の良さや、格段に広くなった車内スペースによって、発売当初はある程度人気が持続したものの、ライバルが弱点を克服すると再び優位性を失い、2013年以降は平均月販が数百台に落ち込んでしまいました。

しかし、トヨタのアルファード/ヴェルファイアに対抗できる唯一の国産大型ミニバンでもあり、車種ラインナップが激減して苦戦する日産にあっては貴重な車種でもあるため、モデルチェンジから10年以上が経過してもなお、マイナーチェンジを繰り返しつつ継続販売されています。

3代目エルグランド・中古車販売価格の相場と流通台数は?

3代目エルグランドの中古車販売価格の相場と流通台数を、大手中古車情報サイトからチェックしてみましょう(2020年11月現在)。

【3代目エルグランド(2010.8~)】
修復歴なし:54.8~529万円・873台
修復歴あり:54.8~299.9万円:51台

初期型は10年落ちですから国産大型ミニバンとしては比較的安い車も出回っており、ハイブリッドなど付加価値の高いグレードもないため中古車販売価格の上限も控え目で、車格の割には購入しやすいと言えます。

しかし、ライバル車より圧倒的に販売台数が少ない一方、中古車のタマ数がそれなりに多いことから中古車市場で在庫が若干ダブつき気味と思われ、需要と供給のバランスという意味では供給過多、買取相場も少々渋そうです。

3代目エルグランド・買取価格の相場と、モデル、年式、グレードごとの傾向は?

では、実際の買取相場ではどのように評価されているのでしょうか?これも大手買取専門業者のサイトで買取実績が確認されたものを、年式やグレードごとの評価と合わせて紹介します。

まずは年式ごとの平均買取価格と平均残価率(オプション込み新車実勢価格に対する買取価格の割合)です。

【3代目エルグランド(2010.8~)】

2010年式:約61万円・約14%(直近6ヶ月・以下同)
2011年式:約61万円・約13%
2012年式:約76万円・約16%
2013年式:約87万円・約19%
2014年式:約139万円・約26%
2015年式:約148万円・約32%
2016年式:約174万円・約37%
2017年式:約186万円・約43%
2018年式:約183万円・約41%
2019年式:約209万円・約48%
2020年式:実績なし
総合:約117万円・約24%

ライバル車に大きく劣る新車販売実績から、不人気車として散々な買取相場かと思われましたが、意外に健闘しており、ライバルに及ばないとはいえ初回車検(3年)を迎える3年落ちまでは40%以上の平均残価率がある事から、リセールバリューは比較的良好です。

「大きなミニバンは欲しいけど、トヨタのアルファードやヴェルファイアでは他の人と同じだし、ホンダのオデッセイは少々小さい」というユーザーや、昔からエルグランドに憧れていた日産ファンには根強い需要がある、ということなのでしょう。

続いて大まかなグレードごとの平均買取価格と平均残価率ですが、直近の記録に残っているものに限らせていただきます。

250XG:約36万円・約10%
250ハイウェイスター/ハイウェイスターS:約127万円・約32%
250ハイウェイスター ブラックレザー:約94万円・約22%
250ハイウェイスター/ハイウェイスターS アーバンクロム:約145万円・約34%
250ハイウェイスター/ハイウェイスターS アーバンクロム ブラックレザー/ホワイトレザー/ジェットブラック:約139万円・約30%
250ハイウェイスタープレミアム:約169万円・約36%
250ハイウェイスタープレミアム アーバンクロム:約191万円・約38%
350ハイウェイスター:約92万円・約20%
350ハイウェイスター アーバンクロム:約113万円・約23%
350ハイウェイスター ブラックレザー:約82万円・約17%
350ハイウェイスター アーバンクロム ブラックレザー/ホワイトレザー/ジェットブラック:約66万円・約11%
350ハイウェイスタープレミアム:約113万円・約20%
ライダー/黒クロスシート/白(黒)本革シート (マニュアル/パワーシート):約107万円・約22%
VIP パワーシートパッケージ:約168万円・約20%

このうち取引記録が多く、2010年8月のモデルチェンジから現在までほとんどの年式で買い取り記録があるのは「250ハイウェイスター/ハイウェイスターS」で、その他のグレードも排気量が小さく維持費が比較的安く済む、2.5リッターの250ハイウェスター系が安定して高値で買い取られています。

それに対して3.5リッターV6の350ハイウェイスター系はやや市場に嫌われている気配があり、買取価格、残価率とも250ハイウェイスター系に及ばず、3.5リッター車では最上級装備のVIP系が健闘している程度となります。

もうしばらく現状の買取相場が続きそうな3代目エルグランド

10年以上も販売しており、そろそろ次期型がいつ発売されるかと気になる3代目エルグランドですが、2020年10月には安全運転支援装備を追加し、フロントグリルも刷新、純正カスタム仕様も「ライダー」に代わり「オーテック」となるビッグマイナーチェンジを受けました。

これでおそらくあと2年程度はモデルチェンジを受けない事になりますが、フロントマスクは多少変わったとはいえ大幅に手が加わったとまでは言えず、安全装備も日産自慢のレベル2運転支援システム「プロパイロット」が装備されないため、あまり力が入ったマイナーチェンジとは言えません。

そのため、年式が新しいからと急に買取相場が上がるといった現象は起きない代わり、従来モデルも大きく価値を落とすわけではないため、「初回車検の3年落ちまでは平均残価率40%台で買取価格170~220万程度、それ以前は10~30%台で20~200万程度」といった、今の買取相場が大きく変わることはないでしょう。

何しろトヨタのアルファード/ヴェルファイアと同クラスで他の選択肢がなく、ある意味では「トヨタ系以外で唯一の大型ミニバンであり、ライバル車もない」という状況ですから、高価買取とまではいかなくとも、一定の価値があり続けます。

4代目エルグランドが登場するとして2022年以降ということになりますが、今後の日産次第では次期モデルがない!という可能性もあり、そうなると「希少価値が出て値上がりか、ネームバリューも失われて値下がり」という感じで大きく値動きしてきますが、当面大幅に動く要素はありません。

とはいえ、初回車検時期の3年落ち以上になるとガクンと価値が下がる傾向にあるのも変わらないため、仮に3代目エルグランドの売却を検討している方がいるとしたら、3年落ち、5年落ち(2回目の車検)といった感じで、車検ごとに価値が下がることを念頭に、時期を外さないようなタイミングの見極めをオススメします。

※中古車販売価格や買取相場は2020年11月現在の金額です。

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