自動運転

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誤発進抑制や駐車支援など、公道で走るだけじゃない自動運転技術

自動運転の技術と言えば「機械が勝手に運転してくれて楽だし、人間が動かすより確実で安全」を目指しているわけですが、その技術が生きるのは走行中ばかりではありません。発進時や駐車時に生きる自動運転技術を紹介します。

自動車の運転とは、ただ走らせるだけじゃない

自動運転、あるいは前段階の運転支援でカバーされる『運転』とは、人間が実際にどうやって、どんな時に車を動かしているかを考えれば、思ったより多岐に渡る事が分かります。

エンジン始動、あるいはシステム起動までは人間が直接、あるいは遠隔指示やタイマーで行うのは手動でも自動でも変わりません(最近は暖気運転の必要性が昔ほどではなくなりましたが、昔はリモコンエンジンスターターで真冬に暖気しておくのが流行りました)。

そこから発進する瞬間というのはドライバーがもっともバタバタしていて落ち着きのない時間ですが非常に重要ですし、目的地について駐車する場合など、微妙な操作を苦手とする人も多いはずです。

自動運転、あるいは運転支援と呼ばれる『運転自動化技術』では、走行中だけでなく発進時や駐車時などドライバーがもっとも苦手とする局面で事故を減らすのにも、大きな効果を発揮します。

以下にその具体的な事例を紹介しましょう。

高齢者だけに効果を発揮するとは限らない『誤発進抑制』

コンビニやスーパーに停めていた車が突然暴走、店など建物に突っ込んで大きな被害を出す『誤発進』。高齢者ドライバーの増加や、オートマ車の増加で発進・停止といった操作がMT(マニュアルミッション)車より容易になった事から、近年は増加傾向にあります。

ただ目の前の壁や建物に突っ込むだけならまだしも、場合によっては地上数階の自走式立体駐車場から転落してしまうケースも多発し、そのたびに大きなニュースとなってきました。その主な原因は以下の2つと考えられます。

  • アクセルとブレーキの踏み間違い。
  • シフトレパーが『P』または『N』でアクセルを吹かして走らないと思い、慌ててアクセルペダルを踏んだまま『D』や『R』に入れてしまう。

現在では一般的なオートマ車で説明しましたが、実はMT車でも慌てていれば同じような事が起きますから、オートマ車で運転が簡単すぎるのがいけない、という意見は必ずしも的を得ているとは言えません。

また、運転の適性は年齢と関係ありませんから、反射神経がどうしても鈍る高齢者だけではなく、年齢層に関係なく適正に問題のあるドライバーならば、誰にでも起こりえます。

そこで最近の運転支援システムで定番となっているのが『誤発進抑制』です。これは衝突被害軽減ブレーキやレーダークルーズコントロールなど走行時に使うセンサーと電子制御スロットル、場合によってはABSなど電子制御ブレーキも組み合わせて発進時に問題がないかをチェックする機能。

カメラを使う場合もありますが、確実なのは至近距離での障害物検知に優れたミリ波レーダーや超音波ソナーを使ったもので、たとえば目の前に壁があるのにシフトレバーを『D』に入れてアクセルを踏んだ場合、衝突の危険を察知してシステムがスロットルを閉じてしまいます。

そこからの対応はシステムによりけりなのですが、そこで完全に停止させてしまう場合よりは、いくらアクセルを踏んでもゆっくりとしか進ませないパターンが一般的なようです。

いずれにせよ無理やり進ませずに警報を鳴らしたりアクセルペダルを振動させ、ドライバーに注意を促すことで『焦ってそのまま踏み込んでも何も起きず、その間に冷静になる』効果が見込めます。

ただし、本来なら多少の障害があっても進まなければいけない場合、踏切内から抜ける前に遮断機が降りてしまったケースなどで、システムが作動して脱出できなくなってはかえって危険です。

メーカー各社もその危険性は認識しており、踏切内など動かなければいけない場所で機能が作動してしまったら、落ち着いてシステムを切るか、機能が解除されるまでアクセルペダルを踏み続けてください、と説明されています。

そのような状況下で、普段は考えもしないシステム解除スイッチの場所や操作方法を思い出せるのか、アクセルを踏んで待てる時間があるのかという問題もあり、機能をよく知らない人が使うにはかえってリスクが伴うかもしれません。

センサー追加で増えてきた『後退時誤発進抑制』

初期の誤発進抑制は前方に向けたセンサーばかりが多かったため、前進時にしか作動しないものがほとんどでしたが、最近は後方に向けて超音波センサーなどを搭載した運転支援車も増えたため、各社とも『後退時誤発進抑制』として追加をアピールしています。

実は安全運転支援装備においては『バックソナー』などの名で1980年頃から装備されており、前進時の誤発進抑制より歴史が古いのですが、当時は『ぶつかりそうだからとアクセルやブレーキを制御』が許されていなかったので、警報のみでした。

現在は制御が可能になったので、前進時同様にスピードを抑えてドライバーに警告するのが一般的です。

交通の円滑な流れに貢献する『先行車発進お知らせ機能』

交差点で赤信号だったり、渋滞した時に車を止め、また動き出すまでの間にカーナビやスマートフォンをチェックしたり、ちょっとした用事を済ませようという人は多いのではないでしょうか。

あるいは単純にボーっとしていたケースも含め、そんな時は先行車が発進しても気づかず、後ろからクラクションを鳴らされ初めて気づき、慌てて発進したという思い出は誰にでもあるはずです。

それだけなら「ちょっと失敗しちゃった!」と照れ笑いで済むのですが、あなたが車を発進させるのが遅れたために、1台から数台の車が渡れるはずだった信号を渡れず渋滞の元になってり、あなたの前に車が割り込んだところへ急発進して衝突するなど、事故の元にまでなりかねません。

1人1人の「ちょっとした失敗」が積もり積もって全体の交通に大きな影響を与えるのが自動車交通の特徴ですが、運転支援車ではカメラやレーダーなどのセンサーで、先行車との距離が急激に開いたのに自車が発進するのを検知、ドライバーに警告します。

これが『先行車発進お知らせ機能』で、信号待ちの場合はイライラした後続車がクラクションを鳴らす方が先かもしれませんが、何もないよりはマシです。

既にレベル2運転支援では高速道路での渋滞時に低速でも追従走行が可能になっていますし、レベル3以上の自動運転ではそもそも先行車が発進すれば自動追尾しますからいずれ不要な機能で、運転支援装備としては過渡期の、手動運転を前提にした機能と言えます。

自動で駐車スペースを見つけて駐車する『自動駐車』

もう20年ほど前から軽自動車やコンパクトカーでもバックモニター装備が当たり前になり、車体各所のカメラ映像を合成して車を上から『見下ろす』形でモニターに映し出す『アラウンドビューモニター』すら一般的になっています。

それくらい「バックで車を止めるのが苦手」なユーザーは多く、昔のセダンやコンパクトカーより快適性や前方視界は勝るものの、車体が大きすぎる上に後方視界も良くないミニバンやSUVばかり売れるようになると、バックが苦手でなくとも駐車の危険性は増しました。

車両感覚が分かりにくくてどこかにぶつけるだけでなく、バック中にフラフラと進路上に迷い込んできた子供などに気付かなかった場合、待っているのは悲劇です。

そのため駐車支援用の装備は安全運転支援装備の中でもかなり歴史が古いのですが、運転自動化技術の発展でアクセル&ブレーキもハンドルも車が自らコンピューター操作するようになると、「もう駐車は車に任せちゃえ」となるのも自然な流れ。

例えばBMWの『パーキングアシスト』、日産の『プロパイロット パーキング』では、システムが駐車に適した場所を自ら探し、トヨタはステアリング操作を、BMWや日産はアクセルやブレーキ操作まで自動で行い、駐車してしまう優れものです。

あくまでドライバーが監視、すぐに介入できるレベル2またはレベル1の『運転支援車』としての装備ですが、とにかく駐車が苦手という人にはとても便利な機能。

ただ、駐車のための操作というのは苦労する人が多いだけあって自動運転に頼るとカンも鈍って教習所で習った駐車方法すらすぐ忘れてしまうかもしれません。

メーカーは盛んに宣伝していますが、よほど難易度が高いか疲労が激しく自分で駐車するのがしんどい、という場合以外には、あまり使わない方が良いとも考えられます。

なお、似たような機能にBMWの『リモート・コントロール・パーキング』がありますが、単に駐車位置へ前進または後退するだけで良いというところまでは自分で運転し、下車後にリモコンで駐車位置までアクセルやブレーキを遠隔操作するだけです。

ドアを開ける十分なスペースがないほど狭い場所への駐車に便利とされていますが、自分はよくとも周りの車にとってはそんな狭い場所で隣へ大きな車を突っ込まれてもかえって迷惑なので、正直あまり日本向けの装備とは言えません。

やがては大きな駐車場で自動運転車が迎えに来るかも?

ここまで紹介したのは、あくまで『運転支援』の範囲内で、BMWの『リモート・コントロール・パーキング』を除けば乗車しているドライバーを積極的に支援するものばかりです。

しかし、やがて自動運転がある程度認められるようになると、たとば駐車場が広大な巨大ショッピングモールの出入り口にある乗降場で車から降りれば勝手に駐車しに行き、買い物が終わって呼び出せば勝手に乗降場へ迎えに来る、そんな自動運転車も実現するでしょう。

歩行者、特に子供の飛び出しには注意しなければいけないとはいえ、原則的には微速でしずしずと走る駐車場の方が完全自動運転は早く自動化され、『自分で駐車する』という操作は「一応、昔は教習所で習った」という程度のものになるかもしれません。