マツダ

複数業者からのしつこい営業電話がない、買取入札

  • メールアドレスだけの匿名登録なので個人情報が守れる
  • あなたの車に複数業者がおよその買取額を提示
  • 一番高い買取額を提示した業者だけに個人情報を送信

歴代マツダ ロードスター(1989-)の買取相場が知りたい!最新版!(2020年11月現在)

ロードスター

しばらく忘れ去られていたライトウェイト・オープンスポーツというジャンルの再びスポットライトを当て、世界の自動車業界へ衝撃を与えた初代マツダ(ユーノス) ロードスターのデビューから30年以上。大量生産車ではないとはいえ世界中で愛される歴代ロードスターの買取相場は、今どのような動きになっているでしょうか?

世界の自動車メーカーにその素晴らしさを思い出させた傑作、マツダ ロードスター

2020年11月現在も4代目ND型が販売され続けている近代ライトウェイト・オープンスポーツの傑作、マツダ ロードスターの初代モデルが発売されたのは1989年、今から31年も前の事でした。

いかにも軽そうなFR2シーターオープンカーボディにリトラクタブルライトの組み合わせは1960年代に人気を博したイギリスの名車、ロータス エランをほうふつとさせる…というより発表当時は明確に「エランの真似」呼ばわりされたものの、これが発売されるや世間の下馬評を覆し世界中で大ヒット!

決してハイパワーではなかったものの気持ち良く回り、その気にさせる排気音を響かせた1.6リッターDOHCエンジン、四輪ダブルウィッシュボーンにより高いロードホールディング能力を誇り、ユーザーの腕が上がるほど自在に振り回すことが楽しくなる足回り、近代工業デザインの傑作としても大絶賛された内外装は、「こんな車を待ってました!」というユーザーによって、急速に受け入れられていったのです。

海外ではマツダ MX-5ミアータとして販売されましたが、日本では当時のマツダが後に大失敗に終わる販売5チャンネル体制を立ち上がたばかりで、新ブランド「ユーノス」のフラッグシップ、ユーノス ロードスターとして販売され、当時を知るユーザーから初代NA型は今でも通称「ユーノス」と呼ばれることもあります。

これで手ごたえをつかんだマツダは、販売5チャンネル体制が崩壊、深刻な経営危機になる中でもイメージリーダーとしてロードスターの熟成を続け、1.8リッターモデルの追加や、よりブリティッシュ・スポーツ風の内装を与えたモデル、あるいは当時マツダのサブブランド的に存在したM2による限定車などを次々と発売、名車としての地位を不動にしていきました。

「ロードスター・リボーン」と称して1998年1月にモデルチェンジした2代目NB型は、リトラクタブルライト廃止によるデザインイメージの変化で人気は今ひとつだったものの、NA型の途中で廃止された1.6リッターモデルの復活、1.8リッター車への6速MT追加などで魅力を高め、NA型と共用部品も多かったため低価格で販売でき、今でも走りの面ではもっとも自在に操りやすく、ロードスターらしい走りができる車として再評価されています。

トルクフルなターボ車や、車名に挑戦するようなクローズドボディの「ロードスタークーペ」が限定的に販売されたのもこの頃で、その後のロードスターへどのような付加価値を与えるか模索していた面白い時期です。

2005年8月にモデルチェンジした3代目NC型では2リッターエンジンを搭載、5ナンバーサイズへのこだわりを捨てワイドトレッドの3ナンバー化されましたが、電動格納トップ式フルオープンのRHT(リトラクタブルハードトップ)も設定し、魅力が単に走りだけに留まらない新しい価値を提案。

2015年5月に発売されて現在も販売中の4代目ND型では、日本仕様で1.5リッターエンジンへダウンサイジングされるなど、マツダ自慢のSKYACTIVテクノロジーをフルに駆使した軽快かつ活発に走るライトウェイトオープンスポーツへ回帰し、2016年12月には電動開閉式タルガトップと2リッターエンジンを積む「ロードスターRF」も追加。

さらにイタリアのフィアットと業務提携し、ND型ロードスターをベースにフィアット独自のボディとし、1.4リッターエンジンを搭載した「フィアット124スパイダー」および高性能版「アバルト124スパイダー」を開発、後者は日本でも販売され、「広島発のイタリア車」は話題となりました。

長年作られて中古車のタマ数も豊富な車であり、近年になってさすがに初代NA型初期は純正部品の欠品で維持が困難になりつつあったものの、マツダ自身が歴史的名車を残すためレストアプロジェクトを開始、純正部品の供給で新品同然へ復活させる事も可能となり、今後も時代や年式を問わず中古車市場で活発な動きが続きそうです。

よりハイパワー、高性能な国産スポーツカーは確かにあるものの、世界が認めた上に誰もが現実的な価格で購入できる国産FRスポーツ代表といえば、ロードスターの右に出るものはないでしょう。

歴代ロードスター・中古車販売価格の相場と流通台数は?

歴代ロードスターの中古車販売価格の相場と流通台数を、大手中古車情報サイトからチェックしてみましょう(2020年11月現在)。

【初代ロードスター(NA型・ユーノス ロードスター)】
修復歴なし:39.7~309万円・113台
修復歴あり:33~300万円:63台

【2代目ロードスター(NB型・ターボ含む)】
修復歴なし:10~275万円・170台
修復歴あり:26~129万円:63台

【2代目ロードスタークーペ(NB型)】
修復歴なし:259.8~319.8万円・2台
修復歴あり:なし

【3代目ロードスター(NC型)】
修復歴なし:24~352万円・140台
修復歴あり:58~138万円:12台

【3代目ロードスターRHT(NC型)】
修復歴なし:48~227.8万円・81台
修復歴あり:74.8~160万円:10台

【4代目ロードスター(ND型)】
修復歴なし:144.8~500万円・254台
修復歴あり:135~255万円:13台

【4代目ロードスターRF(ND型)】
修復歴なし:179~529.8万円・74台
修復歴あり:214~314万円:5台

特筆すべきは、NAやNBのように年式が古くとも未だにかなりの台数が出回っている事で、2020年のコロナ禍によりスポーツカーを手放す人が増えた事を加味したとしても、ソコソコの予算を出せば「昔憧れたユーノス(NA)」を買うのに全く無理がありません。

一応もっとも安価で取引されているのは2代目NBで、NAのようにレストアプログラムの対象ではなく(ただし使える部品は多い)、デザイン面での魅力が薄い割に古い、とハンデが大きいモデルですが、もっとも熟成が進み軽快、安全性はともかく走りの面でもっとも充実しているとしてNBを愛用するユーザーも多く、安く購入できるのは走り好きにとって意外な穴場と言えそうです。

比較的安いNCやNDもそろそろ値段がこなれてきており、ちょっとパワフルで新しいライトウェイトスポーツ、それもAT限定免許ユーザーならここから探すのがベストでしょう。

このように中古車市場での扱いも活発な趣味車ですから、買取市場でもそれなりの扱いが期待できそうに思えます。

歴代ロードスター・買取価格の相場と、モデル、年式、グレードごとの傾向は?

では、買取相場ではどのように評価されているのでしょうか?これも大手買取専門業者のサイトで買取実績が確認されたものを、年式やグレードごとの評価と合わせて紹介します。

まずは年式ごとの平均買取価格と平均残価率(オプション込み新車実勢価格に対する買取価格の割合)です。

【初代ロードスター(NA型・1989.9~1998.1)】

1989年式:実績なし(直近6ヶ月・以下同)
1990年式:実績なし
1991年式:約64万円・約24%
1992年式:実績なし
1993年式:約16万円・約8%
1994年式:実績なし
1995年式:約27万円・約12%
1996年式:実績なし
1997年式:約57万円・約25%
1998年式:実績なし
総合:約47万円・約20%

新しくとも22年落ちでありながら、平均残価率20%と趣味車の神髄を見せつける初代NA型ロードスターですが、専門店も多いため、買い取り店より最初からそうしたロードスターユーザー御用達の店へ持ち込んだ方が、よい結果が出るかもしれません。

【2代目ロードスター(NB型1998.1~2005.8)】
1998年式:実績なし
1999年式:実績なし
2000年式:約29万円・約11%
2001年式:約14万円・約6%
2002年式:約20万円・約8%
2003年式:約6万円・約3%
2004年式:実績なし
2005年式:約9万円・約3%
総合:約18万円・約7%

【2代目ロードスターターボ(2004.2)/クーペ(NB型2003.10~2005.8)】
2003年式:実績なし
2004年式:約106万円・約37%
2005年式:実績なし
総合:約106万円・約37%

2代目NB型は希少なターボやクーペは別格として、中古車販売価格同様に買い取り相場もかなり渋めですが、15~20年以上落ちの車ですから値段がつくだけ大したものとも言えます。

こちらは専門店でもNA型ほど人気というわけではありませんが、比較してみる価値はあるでしょう。

【3代目ロードスター(NC型2005.8~2015.5)】
2005年式:約30万円・約11%
2006年式:約23万円・約8%
2007年式:約39万円・約15%
2008年式:約35万円・約12%
2009年式:約62万円・約21%
2010年式:約56万円・約22%
2011年式:約65万円・約25%
2012年式:約68万円・約22%
2013年式:約96万円・約36%
2014年式:実績なし
2015年式:約85万円・約33%
総合:約51万円・約17%

【3代目ロードスターRHT(NC型2006.8~2015.5)】
2006年式:約34万円・約11%
2007年式:約32万円・約11%
2008年式:約40万円・約13%
2009年式:約63万円・約20%
2010年式:約42万円・約13%
2011年式:約67万円・約21%
2012年式:約83万円・約26%
2013年式:約71万円・約23%
2014年式:実績なし
2015年式:約85万円・約27%
総合:約44万円・約14%

3代目NC型はデザインがどちらかといえば日本人よりアメリカ人好み、エンジンも2リッターでロードスターらしさという面では少々物足りないものの、走行性能や電動フルオープン(RHT)といった付加価値と、年式の新しさでソコソコの人気。

ただ、5年落ちでも平均残価率27%というのは人気車や希少価値のある趣味車と言い難く、歴代ロードスターの中での立場はちょっとばかり微妙と言わざるをえません。

【4代目ロードスター(ND型2015.5~)】
2015年式:約119万円・約37%
2016年式:約133万円・約42%
2017年式:約137万円・約42%
2018年式:約143万円・約45%
2019年式:約141万円・約45%
2020年式:約141万円・約41%
総合:約140万円・約43%

【4代目ロードスター(ND型2016.12~)】
2016年式:約194万円・約47%
2017年式:約148万円・約37%
2018年式:約166万円・約43%
2019年式:約179万円・約44%
総合:約168万円・約42%

4代目ND型はさすが現行の高年式モデル、もちろん買取相場では歴代最高の評価ではありますが、趣味車にも関わらず1年落ちですら平均残価率50%いかないあたり、現在のコロナ禍でスポーツカー人気が落ちているという事なのか、それにしてもちょっとばかり低すぎる感もあります。

あるいは中古車市場で活発に販売されていると見せて、実際には需要に対する供給のダブつきが発生している可能性もありそうです。

続いて大まかなグレードごとの平均買取価格と平均残価率ですが、直近の記録に残っているものに限らせていただきます。

【初代ロードスター(NA)】
ベースグレード/ノーマルベース車:約16万円・約8%
B2リミテッド:約75万円・約33%
スペシャルパッケージ装着車:約33万円・約15%
Vスペシャル:約64万円・約24%

この世代になると、装備やグレードというより状態の良さや走行距離の方が重要で、低年式でも走行距離数万km台、そしておそらく程度極上といったところで高価買取の可能性が出てきます。

【2代目ロードスター(NB)】
Mパッケージ/M:約8万円・約4%
スペシャルパッケージ/SP:約14万円・約6%
NR-A:約9万円・約4%
RS:約13万円・約5%
RS-II:約20万円・約7%
VS:約24万円・約9%
NRリミテッド:約38万円・約14%
ターボ:約106万円・約37%

2代目はターボを別格として全体的に買い取り金額、残価率ともほぼ見るべきところはありませんが、ターボだけは希少価値が認められており、同様に販売台数の少ないクーペもレア車として相当な値がつきそうです。

【3代目ロードスター(NC)】
ロードスター:約29万円・約12%
S:約64万円・約25%
RS:約42万円・約15%
VS:約34万円・約12%
3rdジェネレーションリミテッド:約11万円・約4%
日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞記念車:約19万円・約6%
NR-A:約67万円・約25%
20周年記念車:約97万円・約30%
ブラックチューンド:約98万円・約29%

【3代目ロードスターRHT(NC)】
ロードスターRHT:約16万円・約6%
S RHT:約34万円・約11%
RS RHT:約69万円・約22%
VS RHT:約57万円・約18%

3代目は上位グレードや限定の特別仕様車に高価買取傾向があるようですが、グレードごとで見ていくとRHTの相場が低く、これが4代目NDで同様の電動トップフルオープン形式が採用されなかった理由かもしれません。

【4代目ロードスター(ND)】
S:約118万円・約42%
Sスペシャルパッケージ:約133万円・約43%
Sレザーパッケージ:約145万円・約42%
NR-A:約123万円・約41%
RS:約148万円・約41%
キャラメル・トップ:約172万円・約50%

【4代目ロードスター(ND)】
S:約150万円・約41%
VS:約165万円・約41%
RS:約190万円・約45%

4代目での一番人気は「キャラメルトップ」といった幌など内外装の特別仕様車で、ファッション感覚で乗る場合は新しい希少車が好まれるという傾向は3代目動揺と言えそうです。

ここでも一部を除けばRFの評価は今ひとつで、ロードスターらしさを評価されるのは手動ソフトトップ車という事なのでしょう。

専門店持ち込みが良さそうな初代/2代目と、今後の価値上昇に期待したい3代目/4代目

こうして中古車販売相場と買取相場を見ている限り、初代NAも2代目NBも販売価格がそれなりに高い割には買取店での評価は今ひとつ、さらに市場でのタマ数がそこそこある割には買取実績が少なく、この数字から「買い取り専門店や個人売買で直接取引され、付加価値が認められにくい買取店ではあまり扱われない」と予想されます。

実際、ロードスターの価値を理解し、内外装の隅々まで知り尽くしている、あるいは元気に走らせるためのノウハウを持った専門店でないと持て余す存在でもありますから、初代NA、2代目NBを買取店へ持ち込む際は、あくまで査定の参考程度に考えた方がよいのでしょう。

判断が微妙なのは3代目NCと4代目NDで、中古車販売価格はそこそこ高めなのに、買取相場はかなり低い傾向です。

コロナ禍で趣味車を手放すユーザーが多いのか、中古車市場では今まで見かけなかったような車も増えるようになってきましたが、NCやNDの世代だと希少価値もまだ少ないもので、実用車へ乗り換えるユーザーの多さに市場でもダブつき気味になり、今は高価買取されにくいのかもしれません。

少なくとも人気のミニバンやSUVのごとく50~60%という平均残価率は期待できず、2020年に始まったコロナ禍が落ち着いた後、アフターコロナで実体経済が上向く頃まで、事情が許すなら焦って手放すべきでなさそうです。

※中古車販売価格や買取相場は2020年11月現在の金額です。

ロードスター買取ならこちら