トラック重機

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日本では見られない迫力!ETRCやフォーミュラ・トラックなど海外で開催されているトラクタヘッドのレース

自動車レースといえば車が大きくハイパワーなほど迫力あるものですが、日本だとせいぜいスーパーGTやスーパー耐久などで日産GTーR、レクサスLC、ホンダNSXに海外勢スーパーカーが絡む程度。しかし海外にはトラックで戦われるレースも開催されており、しかもレーシングカーに負けないカッコよさ、いえレーシングカーそのものなのです!

タイヤが4つあればレースはできる!

もちろん2つでも3つでも構いませんが、4輪自動車のレースとは世界で初めて2台の自動車が出会った、その瞬間に始まったとも言われます。

また、情熱と愛の国イタリアでは赤信号で2台の車が並んで止まった瞬間からレースが始まるとも(さすがに偏見ではと言いたくなりますが)。

ならば自動車でなくともタイヤが4つあればいいだろうということで、海外ではベビーカーにショッピングカート、台車、ビジネスチェアのレースすらあるといわれています。

自動車レースもおよそ「自動車ならば何でレースしてもOK」とばかりに奇特な仮装レース車でのレースもありますが、日本だとどうもレースできる車が限られるような気が。

「こんな車でレースしてみたら楽しいのかも」と思っても、スポンサーやドライバーが集まってレース成立するのは大抵、すごくかっこいい車か安い車に限定されるのが現状です。

「こんな車で」のひとつであるトラックもなかなか日本でレースは開催されず、せいぜい軽トラックレースがちょっとした賑わいを魅せる程度ですから、どうしても見たい場合には海外のトラックレースや、それをモチーフとしたゲームを楽しみましょう。

なお、トラックレースといっても小型トラックやピックアップトラック、ダンプカーなどではなく、今回は重量物やコンテナなどを牽引するトラクターヘッドでのレースを紹介します。

公式トラックレースとしては世界一のシリーズ、「ETRC」

トラック(トラクターヘッド)のレースで長い歴史を誇るシリーズといえば、1985年にヨーロッパで始まった「ETRC(ヨーロッパトラックレース選手権)」が一番でしょう。

FIA(世界自動車連盟)、日本でいうJAF(日本自動車連盟)の全世界版が公認している国際トラックレースシリーズですから格式は高く、自由の国アメリカより規模と格式は高いというのが面白いところ。

あるいはヨーロッパの人たちからすると、自動車文化とレース文化の本場として、豪快なトラックレースであろうとアメリカの後塵を拝するわけにはいかないという想いがあったのかもしれません。

それゆえか、田舎のダートトラックでも開催されるアメリカントラックレースとは異なりETRCはしっかりレース向け舗装された国際サーキットで開催され、グランプリではF1マシンも走るピットレーンへ巨大なトラクターヘッドが侵入してくるのを見るだけでも迫力ものです。

走っているマシンを見るとエンジンが床下にあるフルキャブ型と先端にあるボンネット型に分かれるとはいえほぼ同サイズで、ライン取りによって差はあるものの、動力性能面では大差なさそうに見えて、ガンガンぶつけ合いコーナーごとに押し出しあっての激しいバトルが展開されています。

それもレギュレーション(規則)で厳しく制限が課されているためで、安全のため最高速は160km/hまででエンジンは13リッターのディーゼルターボでシングルターボなら直径65mm、ツインターボなら45mmのリストリクター(吸気制限器)を義務付け。

同メーカーならどのエンジンをベースにしてもいいとはいえ、年間100基以上生産された量産エンジンのためレース用スペシャルエンジンはNGで、レーシングサウンドも基本的には街を走るトラクターヘッドそのものです。

最低重量は5,500kg、うち3,300kgはフロントアクスル(前車軸)が受け持つ2軸4輪車と決まっており、これも安全のためロールケージが施され、アクシデント時には分離可能なサバイバルセルの組み込まれたキャビンが相当な重量を受け持つため、後輪駆動のトラクターヘッドはタイトコーナーや、高速コーナーで他車に押し出された時など派手にテールスライドして、巨漢に似合わぬフルカウンタードリフトすら魅せてくれます。

各マシンのカラーリングはそれぞれの運送会社・・・ならぬチームやスポンサーのカラーで彩られ、スポンサーステッカーが所狭しと貼られていますから、形こそ違えど「巨大なレーシングカー」なことに疑いなし。
こんなマシンの集団がサーキットを所狭しと走り回るのですからYoutubeの動画を見ているだけでも面白くないなんてことはあるはずもありません。

日本へ遠征する予定はないようですが、PS4やニンテンドーSwitch用のETRCゲーム「FIAヨーロピアン・トラックレーシング・チャンピオン」が2019年10月31日に発売予定なので、気分だけでも味わってみましょう。

「富士スピードウェイを激走するトラクターヘッドのキャビンから、富士山を眺めつつバトルする」という本来ありえないはずの光景すら実現できるのは、ゲームならではありますが、いつか実現してほしいものです。

トラック界のル・マン、「24h CAMIONS」

ETRCの1戦に組み込まれつつもっとも華々しいのがフランスはル・マン・サルテサーキットで開催される「24h CAMIONS」。

よく「ル・マン24時間トラック耐久レース」などと訳され、あたかも伝統のル・マン24時間レースのカミオン(トラック)版のように解釈されがちですが、実際はETRCとフランス国内レースであるフランストラック選手権の併催イベントです。

2日間開催で初日は半日フリー走行や予選、2日目にまた半日で本選まで開催され、合わせて24時間たっぷりカミオンレースの世界へどっぷり浸かれるのが「24h CAMIONS」の由来と思われ、なるほど確かに24時間耐久レースとは書かれていません。

そもそもガチンコのぶつかり合いが随所で繰り広げられ、コースアウトや縁石を破壊するくらいは日常風景、30~60周程度のレースでも終わる頃には傷だらけというトラクターヘッドのレースでは、24時間レースなどやった日にはピットインして修理している時間の方が長くなるかも?

とはいえたっぷりとトラックレースを楽しめるのは確かですし、合間には「ロータスカップヨーロッパ」などスポーツカーのサポートレースや、夜にはバンド演奏なども開催されており、一見の価値はありそうです。公式サイトから日程などを調べて、フランスのル・マンまで旅行計画を立ててみてはいかがでしょう?

もうひとつの公認トラックレース「フォーミュラ・トラック」

モータースポーツ統括団体から公認を受けたものではヨーロッパが盛んなトラックレースですが、日本からは地球の裏側、ブラジルでも実はストックカーレースと並んで盛んになっています。

もともと現地のトラック運転手が気合いと根性で1987年に第1回レースを開催したといいますからETRCに近いスタートを切っていますが、そのレスで死亡事故が起きてしまったため長い中断期間を経て、1995年にようやく再開できました。

1996年にはめでたくブラジルのCBA(日本のJAFに相当)から認められて公認トラックレース「フォーミュラ・トラック」となり、ETRCと似たような規則で年10戦ほど開催されています。

日本のトラックメーカーは参加しないの?

こうしたトラクターヘッドによるレースへ参加するトラックメーカーの顔ぶれは、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン、MAN(以上ドイツ)、イヴェコ(イタリア)、ルノー(フランス)、ボルボ(スウェーデン)、フォード、フレイトライナー(以上アメリカ)といったところ。

日本のメーカーが見当たりませんが、ボルボ傘下のUDトラックス(旧日産ディーゼル)や、メルセデス・ベンツ傘下の三菱ふそうトラック・バスなどは全く無関係ともいえません。

ならば日野プロフィアやいすゞギガは・・・といっても影も形もなく、単純にその地域でトラックを販売していないか、レースで販売するほど積極的に食い込む市場ではないということでしょう。

逆にいえば日本で見かけないトラックだらけということで(ベンツやボルボを時々見かけるくらい)、その意味でもトラックファンにとっては見逃せないイベントかもしれませんね。