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初代デイズ(2013-2019)の買取相場が知りたい!最新版!(2020年10月現在)

デイズ

スズキや三菱からのOEM供給車を経て軽自動車販売の経験を積んだ日産が、三菱との合弁会社NMKVを通し、初めて企画から関わった軽ツールワゴン、「デイズ」。ミラやアルトのように旧時代の軽コンパクトを持たない日産にとってはこのデイズが軽ベーシックモデルとなりますが、2019年にモデルチェンジするまで約6年近く販売された初代デイズの買取相場はどんなものでしょう?

企画から日産主導で開発された初の軽乗用車、初代デイズ

1990年代前後にデビューした日産車には現在でも高い評価を受ける傑作が多かったものの、販売実績では結局トヨタに及ばず、利益面でも芳しいものではなかったようで、1990年代半ばにそれら傑作車のモデルチェンジとバブル崩壊による緊縮経営が重なった結果、ほとんどの車種のモデルチェンジや新型車の開発に失敗、深刻な販売不振と経営危機に見まわれます。

1990年代末にフランスのルノーと協業する事でどうにか立て直すとともに、それまで実験的車種以外はなかった軽自動車市場への参入を決定。とはいえ開発・生産実績がなかったため、まずはスズキから、そして三菱から軽乗用車や軽商用車のOEM供給を受けるようになりました。

モコ、オッティ、ピノといった、それらOEM車は前後デザインやグレード構成こそ日産の要望が反映されていたものの、完全に日産の要求を満たすものではなかったようで、2010年代に入るとスズキから軽乗用車の供給を打ち切る(三菱が撤退する軽商用車に切り替え)とともに、三菱と軽自動車の開発を行う合弁会社、NMKVを設立します。

開発体制や生産工場(三菱自動車水島工場)の関係でオール日産の軽自動車とはいきませんでしたが、企画段階から日産の要望を盛り込んで主導権を握り、2代目までは軽セミトールワゴンだった三菱・eKワゴンの後継を兼ねる新型軽トールワゴン「デイズ」が誕生、2013年6月に発売されました。

もっとも、旧態依然とした三菱の開発陣やその技術力に対して日産の要求も過酷すぎたのか、後に初代デイズを含む三菱が開発・生産した車(と、そのOEM車)は国交省の認可を受けるための燃費計測で偽装が発覚してしまい、問題解決と正確な燃費算出をやり直すまで、一時販売が棚上げされる深刻なイメージダウン事件に巻き込まれてしまいます。

もっとも、販売を再開して以降に深刻な販売不振になったというわけでもなく、デザインや使い勝手の良さから大ヒットとはいかないまでもソコソコの販売台数を記録し続け、デイズルークス(これもNMKVで共同開発した三菱・ekスペース兄弟車)ともども日産オリジナル英自動車の礎となる程度の販売実績を残した車種でした。

2019年3月に2代目へモデルチェンジしたため型落ちとはなっていますが、それゆえ中古車市場では比較的手ごろでスポーティなデザインが、ちょっとした人気となっており、新車販売がさほど落ちこまなかった事を含め、各自動車メーカーにとって「実はユーザーってあんまりカタログ燃費No.1にこだわってないんじゃないの?」と反省させるキッカケを作った車でもあります。

初代デイズ・中古車販売価格の相場と流通台数は?

初代デイズの中古車販売価格の相場と流通台数を、大手中古車情報サイトからチェックしてみましょう(2020年10月現在)。

【初代デイズ(通常モデル)】
修復歴なし:13.8~130万円・1,397台
修復歴あり:9.5~121.9万円:180台

【初代デイズ(ハイウェイスター/ライダー)】
修復歴なし:13.5~164万円・1,729台
修復歴あり:13.5~121.9万円:207台

日産では、他メーカーの軽自動車でよくある純正カスタムモデルに「車名+カスタム」と名付ける手法ではなく、日産オリジナルの「車名+ハイウェイスター」を採用しており、デイズの「ハイウェイスター」、およびハイウェイスターをベースにオーテックの独自デザインを採用した「ライダー」が、一般的な「デイズカスタム」的な車種に相当します(他に通常モデルベースのオーテック仕様「ボレロ」もあり)。

やはり純正カスタム仕様のハイウェイスターが多数売れたようで、中古車市場でもタマ数は豊富であり、新車価格で約25万円ほど差があるのも、そのまま中古車販売相場へ反映されているようです。

2019年3月まで販売されていましたから、高年式車だと1年落ち程度がまだゴロゴロしていて高価なものの、初期型は7年落ちというにはだいぶ値落ちしており、比較的新しい軽トールワゴンを買おうと考えた場合の値ごろ感は高いと言えます。

初代デイズ・買取価格の相場と、年式、グレードごとの傾向は?

では、買取相場ではどのように評価されているのでしょうか?これも大手買取専門業者のサイトで買取実績が確認されたものを、年式やグレードごとの評価と合わせて紹介します。

まずは年式ごとの平均買取価格と平均残価率(オプション込み新車実勢価格に対する買取価格の割合)です。

【初代デイズ(通常モデル・2013.6~2019.3)】
2013年式:約19万円・約14%
2014年式:約18万円・約13%
2015年式:約25万円・約18%
2016年式:約31万円・約22%
2017年式:約35万円・約26%
2018年式:約43万円・約32%
2019年式:約55万円・約38%
総合:約31万円・約23%

【初代デイズ(ハイウェイスター/ライダー・2013.6~2019.3)】
2013年式:約28万円・約18%
2014年式:約32万円・約20%
2015年式:約37万円・約22%
2016年式:約46万円・約27%
2017年式:約54万円・約32%
2018年式:約54万円・約33%
2019年式:約72万円・約43%
総合:約40万円・約24%

既に軽乗用車の売れ筋は、より背の高いルークスなど軽スーパーハイトワゴンに移っている事や、2019年3月のモデルチェンジで「型落ち」になった事もあって、特に実用グレードの通常モデルはかなり買取査定が厳しく、初回車検の2年落ち2018年式より古いとガックリ査定を落としてしまいます。

純正カスタムモデルのハイウェイスターやライダーはそれより健闘しているとはいえ、他社同クラス車と比較した場合は、やや控え目な数値となっており、高額買取を狙うならハイウェイスターの末期モデルに限るようです。

続いて大まかなグレードごとの平均買取価格と平均残価率です。

【初代デイズ(通常モデル)】
J系(廉価グレード):約23万円・約19%
S系(標準グレード):約33万円・約24%
X系(上級グレード):約36万円・約24%
ボレロ系(オーテックバージョン):実績なし

【初代デイズ(ハイウェイスター/ライダー)】
ハイウェイスターJ系:約22万円・約16%
ハイウェイスターX系:約47万円・約30%
ハイウェイスターG系:約36万円・約22%
ハイウェイスターGターボ系:約50万円・約29%
ライダー(ハイウェイスターJ系):実績なし
ライダー(ハイウェイスターX系):約46万円・約26%
ライダー(ハイウェイスターG系):実績なし
ライダー(ハイウェイスターGターボ系):実績なし

グレードごとで見ると、案外通常モデルもハイウェイスター/ライダーでもあまり大きな差がないように見えて、飛びぬけているのは装備がソコソコ充実していて値打ち感の高い「ハイウェイスターX系」と、64馬力ターボで動力性能が高い「ハイウェイスターGターボ系」に限られます。

どのみちカッコイイグレードに乗るならコストパフォーマンスか絶対性能重視という傾向が、買取市場にもそのまま反映されていると考えてもよさそうです。

スキャンダルはあったものの、ユーザーはあまり気にしていなさそうな初代デイズ

どうしても初代デイズを語る場合は「開発・生産で主体となった三菱の燃費偽装問題に巻き込まれた車」という部分に触れねばなりませんが、それ以前からカタログ燃費を実走行で発揮できる機会などほとんどないのはどんなメーカー・車種でも変わりなく、実際に初代デイズの購入を検討するようなユーザーで、「燃費が売り文句より悪かったから買わない」という人は、意外と少数派だったのではないでしょうか。

それゆえ中古車市場でも叩き売りになる事なく販売価格の相場は支えられており、買取市場でも「ワゴンRやムーヴのような老舗ほどじゃないにせよ、ブームの山は過ぎた軽トールワゴンなり」となっていますから、幸いにも車として正当に評価されているようです。

ただし、今や軽トールワゴンは、よりスペース効率に優れて装備も豪華な軽スーパーハイトワゴンに比べて旬は過ぎており、個人向けのゲタ車的ベーシックカーとしての扱いになっていますから、どうしても買取査定は厳しめとなっており、しかも2代目登場で型落ちとなっている上に、エンジンや運転支援システムが一新されていますから、「旧型の実用車」である事は否定できません。

それゆえ、まだ年式の新しい高年式車であれば程度良好・走行距離少なめなら高く売れる場合があるものの、車検が2回目、3回目を過ぎてくると、むしろ「程度良好で走行距離も少なくないと、マトモな値段がつきにくい」という領域に入ってきます。

そのため、ゲタ車としてお金をかけずに乗り潰すつもりならともかく、少しでも高価買取で売り抜けようと考える場合は、なるべく早く、可能なら初回車検を受ける機会に売却してしまうか、最低でも3回目の車検を受ける6年落ち以内を目途に売ってしまうのが良さそうです。

※中古車販売価格や買取相場は2020年10月現在の金額です。

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