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初代スペーシア/スペーシアカスタム(2013-2017)の買取相場が知りたい!最新版!(2020年9月現在)

スペーシア

最強の牙城ホンダN-BOXはなかなか崩せないものの、軽自動車販売ランキング2位常連で虎視眈々とトップを狙うスズキの軽スーパーハイトワゴン、スペーシアとカスタムモデルのスペーシアカスタム。前身のパレットで軽乗用車初採用となった「後席両側スライドドア」を武器にしていましたが、初代は少々スマートすぎて苦戦したモデルでした。今風のスペーシアに乗り換えたい人も多い初代モデルは、買取市場でどのように評価されているでしょうか?

軽くて手頃な本格派軽スーパーハイトワゴンを狙った初代スペーシア/スペーシアカスタム

1993年にデビューした軽トールワゴン初の大ヒット作、初代ワゴンR以降、その後20年の軽自動車トレンドを牽引していたスズキですが、ダイハツが初代タントを発売(2003年)したあたりからコンセプトに陰りが見え始め、2000年代後半になると明確に「今後はもっと背の高い軽スーパーハイトワゴンが主力になる」と予想されるようになります。

スズキでもその時期、2008年に初のケイスーパーハイトワゴン「パレット」を発売、軽乗用初の後席両側スライドドア(同時期の2代目タントは助手席側のみ)という斬新なコンセプトでしたが、純正カスタムモデルのパレットSWも含めてデザインのアグレッシブさが不足したか、あるいは日産OEM版の「ルークス」(初代)がメインだったのか、販売面ではパッとしません。

そこで2013年3月に発売されたモデルチェンジ版は「スペーシア」(初代)と改名、「広くて便利、軽くて低燃費」をアピールしつつ、3ヶ月遅れの同年6月には純正カスタム版スペーシアカスタムもデビューします。

しかし、販売の主力となるべきスペーシアカスタムはつり上がったヘッドライトこそいかついもののフロントマスクの厚みが不足、従ってメッキパーツを増やしてもタントや既に登場していたホンダN-BOX(2011年12月発売)のようなアグレッシブマスクなカスタムモデルに対してはフロントマスクの存在感が鈍く、パレット同様に地味さから販売で苦戦する事になってしまいました。

アイドリングストップや、充電器としても使えるオルタネーターからの回生エネルギーを走行用とは別のリチウムイオンバッテリーへ充電、車内電装品に使う「エネチャージ」や、さらにオルタネーターをモーターとしても使えるマイルドハイブリッド「S-エネチャージ」を2015年8月マイナーチェンジの後期型から搭載するなど燃費改善アイテムを惜しげもなく投入。

さらに、レーザーレーダーを使った衝突被害軽減ブレーキ「レーダーブレーキサポート」や、ステレオカメラ式の「デュアルカメラブレーキサポート」搭載車を設定するなど予防安全性能の向上にも力を尽くします。

しかし、結局販売が好転したのはモデル末期の2016年12月に登場、思い切って水平に近いボンネットでフロントマスクの厚みを増し、大型メッキフロントグリルやエアロバンパーで武装、ライバル車のコンセプトに追従した「スペーシアカスタムZ」が登場してからで、結局は「この種の車ではアグレッシブな顔でしか売れない」と実例を紹介する際の、代表例になりました。

モデルチェンジまでのわずか1年ほどしか販売されなかった「スペーシアカスタムZ」によって、スズキも軽スーパーハイトワゴン市場とはどんなところか理解し、通常版もカスタム版も顔立ちが大きくハッキリした2代目スペーシアへつないでいく事となります。

初代スペーシア/スペーシアカスタム・中古車販売価格の相場と流通台数は?

初代スペーシア/スペーシアカスタムの中古車販売価格の相場と流通台数を、大手中古車情報サイトからチェックしてみましょう(2020年9月現在)。

【初代スペーシア(通常型)】
修復歴なし:19~139.9万円・1,076台
修復歴あり:7.7~107万円:132台

【初代スペーシアカスタム】
修復歴なし:21~168万円・849台
修復歴あり:39.5~106万円:75台

【初代スペーシアカスタムZ】
修復歴なし:87~172.3万円・208台
修復歴あり:68.5~154万円:40台

あまり人気がなかったとはいえさすがにスペーシアカスタムの方がやや高値で販売されていますが、末期に発売され大人気となったスペーシアカスタムZほどではなく、流通台数もカスタムとカスタムZ合わせてようやく通常モデルと同程度と、「いかにスペーシアカスタムのアテが外れたか」が中古車販売市場にもよく現れています。

実際、現在のトレンドを考えると多くのユーザーがカスタムZを選びそうですがタマ数は少なく、需要と供給のバランスが取れているのかが気になりますが、中性的でプレーンな顔つき、むしろ異彩を放たないのがデザイン上のメリットな通常モデルはタマ数豊富で価格もソコソコ安く、初代スペーシアの中では狙い目です。

初代スペーシア/スペーシアカスタム・買取価格の相場と、年式、グレードごとの傾向は?

では、買取相場ではどのように評価されているのでしょうか?これも大手買取専門業者のサイトで買取実績が確認されたものを、年式やグレードごとの評価と合わせて紹介します。

まずは年式ごとの平均買取価格と平均残価率(オプション込み新車実勢価格に対する買取価格の割合)です。

【初代スペーシア(通常型・2013.3~2017.12)】

2013年式:約27万円・約17%
2014年式:約35万円・約22%
2015年式:約45万円・約28%
2016年式:約50万円・約31%
2017年式:約52万円・約33%
総合:約41万円・約25%

【初代スペーシアカスタム(2013.6~2017.10)/スペーシアカスタムZ(2016.12-2017.12)】
2013年式:約41万円・約22%
2014年式:約46万円・約25%
2015年式:約54万円・約29%
2016年式:約64万円・約35%
2017年式:約68万円・約36%
総合:約60万円・約32%

やはりというべきか、中古車販売価格では大した差のないスペーシアとスペーシアカスタムは買取市場でもさほど差がつかず、若干カスタムの方が高いかな?という程度で、人気のスーパーハイトワゴンというより「普通の軽自動車よりちょっといい程度の扱い」です。

ただしカスタムZの買取実績が残る2017年式で、カスタムZのみの数字を見ると平均買取価格は70万円台半ば、平均残価率は42%に達しており、3年落ちとはいえ「型落ち」でもある事を考えれば初代スペーシアの中では別格、初代と2代目の中間的車種として扱われている感覚と思われます。

続いて大まかなグレードごとの平均買取価格と平均残価率です。

【初代スペーシア(通常型)】
G/Gリミテッド系(廉価グレード):約39万円・約26%
X/Xリミテッド系(標準グレード):約44万円・約27%
T系(ターボ専用グレード):約40万円・約24%

【初代スペーシアカスタム】
GS/GSターボ系(廉価グレード):約47万円・約27%
XS/XSリミテッド/XSターボ系(標準グレード):約53万円・約28%
TS(ターボ専用グレード):約49万円・約26%
Jスタイル:約54万円・28%
カスタムZ:約72万円・40%
カスタムZターボ:約83万円・44%

最後の1年だけ販売され、他グレードのように低年式車がないカスタムZ系は別格として、他グレードは通常型でもカスタムでも、単純に新車価格が高ければ買取価格もその分だけ高く、結果的に平均残価率は24~28%で大差ありません。

カスタムZ以外のスペーシアはグレードやタイプ別の差は感じられず、たとえば廉価グレードや上級グレードが飛び抜けて評価に良し悪しがつくわけでも、格別な人気グレードがあるわけでもなく、淡々としています。

初代スペーシア/スペーシアカスタムで高評価は、カスタムZだけ孤軍奮闘

新車販売当時は販売実績もデザインも目立たずインパクト不足、軽No.1メーカーの意地とプライドを賭けたかのように、最後の1年だけ販売された超アグレッシブデザインのカスタムZが孤軍奮闘していたのを除けば、中古車販売市場でも買取市場でも、初代スペーシアの存在はひたすら「地味」です。

確かに燃費性能や実用性の面でライバルに不足はなく、むしろ勝っていた部分さえ少なくないスペーシアでしたが、中古車需要がおう盛というほどでなければ、買取査定でも高価買取が実現するわけもありません。

それでも人気ジャンルの軽スーパーハイトワゴンですから、多少年式が古くても値段はつく車ですし、性能や実用性では遜色ありませんからいっそ使い潰すつもりで乗り続けるのもひとつの手ですが、少しでもリセールバリューを意識して高価買取を狙うなら、早急に今乗っているスペーシアを売却し、現行モデルや他車同ジャンル車へ乗り換えるのをオススメします。

2代目への架け橋となったスペーシアカスタムZだけは本当に別格で、その販売期間の短さから、数年もするとレア車扱いでプレミアがつきそうです。

ただし、好調な販売実績を安定して記録するようになった現行の4代目は、までのモデルライフ通りなら5年程度で次期モデルが登場すると考えられ、2022年に新型がデビューすると3代目の中古車が増える一方で2代目は解体なり輸出なりで消えていき、買取市場でも二束三文になりかねませんから、今年から来年一杯にかけてが絶好の、そして最後の売りどきになるかもしれません。

※中古車販売価格や買取相場は2020年9月現在の金額です。

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