トラック重機

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個室も登場!トラックドライバーを癒やすカーフェリーの「ドライバーズルーム」とは

一時は鉄道のブルートレイン(夜行列車)のように衰退著しかったものの、サービス向上によって復権しつつあるカーフェリーの旅。長距離を延々自走しなくとも目的地の近くまで行けて、くつろぐも寝るも遊ぶも自由な空間は、癒しを求める人には最適。そして常に長距離を旅するドライバー代表といえばトラックドライバーですが、大型トラックやバスのドライバーには専用の「ドライバーズルーム」が設けられている場合がほとんど。一般客とは少し違うようですが、どんな世界なのでしょう?

復権したカーフェリー業界、最大の上得意はトラックドライバー

はまなす/あかしあ(舞鶴~小樽):トラック158台・乗用車65台
すずらん/すいせん(敦賀~苫小牧東港):トラック158台・乗用車58台
らべんだあ/あざれあ(新潟~小樽):トラック150台・乗用車22台
らいらっく/ゆうかり(敦賀~新潟/秋田~苫小牧東港):トラック146台・乗用車58台

これは何かといえば、関西から北海道までの日本海側をカバーする海の大動脈「新日本海フェリー」に就航しているカーフェリー8隻の顔ぶれと、それぞれ運送可能な車両数です。

近年、サービス向上もあって「移動しながら海のレジャーを楽しめて、寝たり遊んだりしているうちに目的地へ着く」と一般客にも好評を得ているカーフェリーですが、載せることのできる車の種類や数を見る限り、真の上得意は物流で活躍する大型トラックなことがわかります。

乗用車は平均2~3人が乗車してきたり、オートバイやバスの利用者なども含めれば乗客そのものは平均1~2人しか乗ってこないトラック以外の方が多いかもしれません。

しかし、観光シーズン以外は閑古鳥が鳴くことも珍しくない一般客に対し、日本経済の血流ともいえるトラックは1年中走り回っていますから、観光客はサービスでより収益を上げられることもあるとはいえ、実質的にトラックドライバーこそカーフェリー利用者の王道なのが実情です。

さらに近年では長距離トラックのルート中間で、一気に多数のトラックを運べて効率的(空路・陸路と比較したコストパフォーマンスは海路が圧倒)な海路を積極利用しようという「モーダルシフト」が、環境負荷低減のため強く推奨されています。

モーダルシフトには海路だけでなく鉄道を利用するパターンもありますが、港へ着けば即トラックごと積み込み、海路目的地近くの港で降りればそのまま最終目的地までサッと旅立てるトラック&カーフェリーのモーダルシフトは、環境と効率のバランスに優れたシステム。

一時はETCや割引システムの普及で高速道路での自走にトラックの客足を奪われていたカーフェリーですが、「物流統合効率化法(流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律)」や、「モ-ダルシフト等推進事業」といった国からの後押しもあって、今後の発展が期待されています。

華々しい旅の思い出はあくまで表の顔、カーフェリーの真骨頂とはやはり物流の要であり、東日本大震災(2011年)や阪神淡路大震災(1995年)でも陸路が十分機能しない中、カーフェリーでさまざまな救援が送られたのも、記憶に新しいところです。

船内のトラックドライバー憩いの場「ドライバーズルーム」

しかし、実際にカーフェリーに乗ったことがある人なら、船によっては豪華内装でオシャレなバーすらあり、家族連れやカップルから1人旅まで多くの人でにぎわう中、トラックドライバーらしき人が1人でウロウロしている姿をたくさん見かけた…という経験は無いと思います。

100台以上のトラックが載っているならそれなりに目立ちそうなものですが、トラックドライバーたちは一体どこにいるのでしょうか?

答えは「ドライバーズルーム」、あるいは船会社によって「ドライバールーム」「ドライバーズサロン」と呼ばれる、トラックやバスなど大型車両のドライバー用休憩施設です。カーフェリーで一般客が出歩ける場所といえば、おおむね以下でしょう。

・客室とその通路
・レストランやバーカウンターなど飲食施設
・ゲームセンターやシアター、劇場など娯楽施設
・喫煙所など諸設備
・各階のロビー
・外の甲板

それだけでも一般客の定員に対して十分広く、個室へこもりきりの乗客も少なくないため目的地の港で降りる準備をするまで、ロビーに人があふれるということはたとえ満員であってもそう多くはありません。

しかし実はカーフェリーには操船や機械室など航行に必要な場所、航行中の車両甲板以外にも一般客が通常は立ち入らないちょっと離れた場所に、ドライバーズルームがあるのです。

ホームページには掲載されない場合が多いドライバーズルーム

一般向けではないため船会社のホームページを見ても、客室一覧へドライバーズルームが掲載されないケースが現在は多いようで、トラックなど物流ドライバー向けのページを見ればチラッと画像が出てくる程度です。

その内容はというと、20年ほど前は雑魚寝の大部屋、キャビン後部に寝転がれる休憩スペースがあるとはいえ、航行中は車内にいてもらったり、車両甲板をウロウロされるわけにもいかないカーフェリーで「プロドライバーの収容施設」といった体で、とりあえずゴロ寝できるスペースと休憩所、シャワーがある程度と言われていました。

しかし現在は一般客と同じようなプライベートも守れるカーテンつき2段式寝台やカプセルホテル状の個室が増え、浴場や自動販売機なども完備されるようになり、贅沢感を味わえる施設が無いのを除けば、雰囲気は一般客向けとそう変わりません。

ただ、かつては一般客向けでも雑魚寝の2等・3等船室が消えつつあり、2段寝台どころか全個室のビジネスホテル状態になりつつあるので、それと比べて今になって2段寝台やカプセルホテルとなっているドライバーズルームは、相変わらず一般客より一段落ちる設備かもしれませんが、それでもかつての「ドライバー待機所」よりは格段に快適となっているのは確かでしょう。

また、ドライバーズルーム特有の設備として、長期間帰宅せず全国を駆け回るドライバー向けに、コインランドリーなど生活に密着した設備が設けられているケースもあります。

実は一般客も使えることがあるドライバーズルーム

先に「一般客が普段は立ち入らないちょっと離れた場所」と書きましたが、立ち入り禁止区域というわけではありません。

雰囲気で「あ、ちょっと一般向けと違うんだな」と感じて立ち入らないことはあっても実際は出入り自由で、トラックドライバーらしき人が一般客向けスペースの売店でお土産を買ったり、ビールを飲みながら喫煙所で過ごしている光景は見かけますし、気さくな人なら話してみると面白かったりもします。

逆に一般客がドライバーズルームを使うこともあり、短距離航路では一般客のスペースの真ん中にドライバーズルームがあるため普通に予約がとれたり、混雑期に一般客向けの船室が不足すると、ドライバーズルームへ案内されることもあるようです。

長距離航路では「あえてドライバーズルーム希望」とはなかなかいかないようですが、家族連れでも無ければ乗船時や予約時などに交渉してみてもいいかもしれません(ドライバーズルームで泊まれた!というマニア的要素以外はありませんが)。

一般客にとっては「繁忙期でもどうにか確保できる船室」という以上のメリットはありませんが、トラックドライバーにとっては新造船から順次向上しているサービスの恩恵を受け、近年はより快適に、疲れをいやしながら効率的に移動できるという、大きなメリットがあるのです。

ドライバーズルームをもつ国内主要航路一覧

【商船三井フェリー】
・さんふらわあ さっぽろ/さんふらわあ ふらの(大洗~苫小牧):トラック154台・乗用車146台
・さんふらわあ しれとこ/さんふらわあ だいせつ(大洗~苫小牧):トラック160台・乗用車62台
・さんふらわあ はかた/さんふらわあ とうきょう(東京~大分/岩国/御前崎~博多):トラック160台・商品乗用車251台※貨物船で旅客定員はドライバーズルーム12名のみ
・さんふらわあ はかた/さんふらわあ とうきょう(東京~大分/岩国/御前崎~博多):トラック160台・商品乗用車251台※貨物船で旅客定員はドライバーズルーム12名のみ
・むさし丸(東京~宇野~苅田):トラック160台・商品乗用車120台※貨物船で旅客定員はドライバーズルーム8名のみ
・ぶぜん/すおう(東京~宇野~苅田):トラック160台・商品乗用車220台※貨物船で旅客定員はドライバーズルーム12名のみ

オーシャン東九フェリー

※いずれも航路は(東京~徳島~北九州)。
・フェリーびざん/フェリーしまんと/フェリーどうご/フェリーりつりん:トラック188台・乗用車80台

太平洋フェリー

※いずれも航路は(名古屋~仙台~苫小牧)。
・いしかり:トラック184台・乗用車100台
・きそ:トラック183台・乗用車113台
・きたかみ:トラック166台・乗用車146台
ドライバーズルームの紹介
http://www.taiheiyo-ferry.co.jp/kamotsu/yuso/

新日本海フェリー

・はまなす/あかしあ(舞鶴~小樽):トラック158台・乗用車65台
・すずらん/すいせん(敦賀~苫小牧東港):トラック158台・乗用車58台
・らべんだあ/あざれあ(新潟~小樽):トラック150台・乗用車22台
・らいらっく/ゆうかり(敦賀~新潟/秋田~苫小牧東港):トラック146台・乗用車58台
ドライバーズルームの紹介
https://www.snf.jp/distribution/service.html

阪九フェリー

・いずみ/ひびき(北九州~大阪):トラック277台・乗用車188台
・やまと/つくし(北九州~神戸):トラック229台・乗用車138台
ドライバーズルームの紹介
https://www.han9f.co.jp/guide/modal.html
※特色:コインランドリーやカラオケルームあり

名門大洋フェリー

※いずれも航路は(大阪~新門司)。
・フェリーおおさかII/フェリーきたきゅうしゅうII:トラック146台・乗用車105台
・フェリーきょうとII/フェリーふくおかII:トラック135台・乗用車100台
ドライバーズルームの紹介
https://www.cityline.co.jp/ship/ship3_detail.html
※通常ドライバーズルームとして使われている個室が、繁忙期や多客期限定で一般向けにもツーリストS/2等洋室として提供されています。

フェリーさんふらわあ

・さんふらわあ さつま/さんふらわあ きりしま(大阪~志布志):トラック121台・乗用車134台
・さんふらわあ あいぼり/さんふらわあ こばると(大阪~別府):トラック120台・乗用車100台
・さんふらわあ ごーるど/さんふらわあ ばーる(神戸~大分):トラック147台・乗用車75台
ドライバーズルームの紹介(PDF)
https://www.ferry-sunflower.co.jp/news/article/images/7c93a35543e713cb117823da28fa29e7ee239167.pdf

宮崎カーフェリー

※いずれも航路は(宮崎~神戸)。
・みやざきエキスプレス/こうべエキスプレス:トラック130台・乗用車85台