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それでも車を自分で持ちたい?!カーシェアとマイカーのメリット&デメリット

それでも車を自分で持ちたい?!カーシェアとマイカーのメリット&デメリット

1台の車を複数のドライバーでシェア(共同利用する)カーシェア。レンタカーより簡便な仕組みで車も配置しやすいことから、コインパーキング敷地の有効利用も含め急速に普及が進んでいますが、「やはり車は自分で所有してナンボ」というドライバーもまだまだ多いと思います。今回はカーシェア利用とマイカー所有のメリットとデメリットを考えてみましょう。

カーシェア利用派のメリット:用途に最適な車を所有する必要がない!

自動車を使おうという大多数のユーザーにとって一番大事なのは、「その車は自分が使いたいという目的、用途に合っているかどうか」です。

4~7人程度が乗るのを想定しているのに、2ドア2シーターのオープンスポーツを所有できるでしょうか?あるいは年に何回か多人数乗車をするだけのために、ミニバンが必要でしょうか?そもそも年に何回かしか車に乗らないのに、わざわざ所有する必要があるかという問題もあります。

それら全てを一挙に解決する救世主がカーシェアで、特に最後の「わざわざ所有する必要があるか?」という疑問に対しては効果的。

かつてカーシェアが普及する前はレンタカーという選択肢もありましたが、基本的に半日以上の長時間利用を前提とした上に、個人から法人まであらゆる需要を想定して多種多様な車を抱えるレンタカー会社の拠点がある場所はかなり限られています。

最近になって『宅配レンタカー』なるサービスも登場したので利便性は高まりましたが、それでも「ちょっと思いついてすぐにそこまでの短時間に使いたい。できれば公共交通機関の交通費程度で」となると、ちょっとお高め。

たとえばトヨタレンタカーならコンパクトカーを借りるのに6時間5,400円~という単位なのに対し、タイムズカーシェアでは15分206円~という単位ですから、「ちょっと行ってパッと帰ってくる」という用途にどちらが向いているかは言うまでもありません。

そうした「ちょっとした用事に時々使いたいだけ」なユーザーが、そのために駐車場つきのマンションやアパートを探したり、安くない生活費に月極駐車場代を払うというのは、中流家庭が多くを占めたかつての日本ではなく、一部富裕層を除くと低所得者層が増えた現在の日本では、いささかどころではなく非現実的になりつつあります。

駐車場代も、自動車に関わる税金も、タイヤ代も払わなくていい上に、生活圏からごく近い場所で借りられるカーシェアが、これからの日本人のライフスタイルにとってはとても重要だという考え方は自動車メーカーでも把握しており、自動車メーカー系自らが積極的にカーシェアサービスを仕掛けているほどです。

また、中流あるいは富裕層で自動車所有のハードルが低くても、広い敷地へ用途に応じた複数の自動車を所有できるユーザーは限られてきていますから、主な用途の車は自ら所有し、年に何度かしか使わない用途はカーシェアで済ませるという選択肢が登場した事で、車選びがだいぶ楽になってくる、というメリットも見逃すことができません。

マイカー保有派のメリット:自分だけの「走るプライベート空間」はやはり魅力的

一方、自動車の価値観として昔から「自分だけのプライベートな空間」を持つのがステイタス、という考え方は根強いものがあります。

もともと「一家に一台マイカーを」と1950年代には当時の通産省(現在の経済産業省)が国民車構想を打ち出した名残で、日本のモータリゼーションは経済発展の証であり、国民の多くが新車を買うことで国産車メーカーは潤い発展し、輸出産業として日本経済を引っ張ってきたという自負もありました。

その影響もあって、「自動車は新車こそ至高」「誰かの使い古しな中古車なんて考えられない」「ましてや誰かと車を共同利用するなんて、まるで会社のライトバンじゃないか」という風潮による『ワンオーナー神話』が生まれています。

車を買うのに中古車が魅力的な選択肢となった現在でも、「何人ものオーナーの手垢がつくほど価値が下がる」ということなのか、中古車でもワンオーナー車の方が価値が高いことなどに、その名残りが強く残っているのです。

実際、筆者もかつてサラリーマンとして営業用のカローラバンで走り回っていた頃は、前に乗ったのが誰かによって車内が汚れていたり、ハンドルが何かでベタベタしていたりすると、あまり気分がいいものではありませんでしたから、気持ちはわかります。

さらに普段は誰かの専用車に近い扱いをされていた営業車だと、一番よく乗るドライバーの趣味や嗜好が反映され、あまり万人受けしない芳香剤の香りで満たされていたり、非喫煙者のユーザーが乗るにはタバコの臭いがきつすぎたり、あるいはその逆であったりと、とにかく運転以前の不自由もつきまというものです。

そうした問題全てを解決してしまうのが「自ら所有した車を使うこと」で、仕事ならともかくプライベートの時間に使う車くらいは自分色に染め上げておきたい、ハンドルを握った時に自分の城であり専用の部屋でもあったりという感覚の素晴らしさは否定できません。

タイヤやホイール、エアロパーツなど内外装のドレスアップや、チューニングも自分の愛車なら自由自在ですし、自分だけでなく家族のために必要なカスタマイズもできます。

これらはカーシェアリングサービスで借りた車では「たまたま自分の好みに合った装備が揃っている」という車に出会わない限り不可能で、車にプライベートな空間としてのこだわりを持つ人ほど、マイカーを所有したいと願うのは当然のことでしょう。

そのためだからこそ高い金を払って新車なり程度のよい中古車を買い、決して安くない生活費に加えて月極駐車場代も払えるわけです。

何より、使いたい車が現在空いているかどうか、カーシェアリングサービスのアプリで予約空き状況を確認したり、レンタカー会社へ電話して確認する必要がないマイカーは、いつでも自分が使いたい時に行きたい場所へ行けるのが最大のメリットです。

カーシェアリング利用派のデメリット:借りたい車は必要な時、必要な場所へあるか?

自ら所有しなくてよいため、利用料金以外の負担はいらないカーシェアではありますが、現在はまだ鉄道の駅周辺など重要な交通の結節点付近にしかないことが多く、大都市の居住者や、大都市へ旅行や仕事で訪れた人向けのサービスに留まっています。

これは路上駐車を許容する文化がなく、むしろ法律で積極的に排除してしまう日本ではカーシェアサービスの拠点が店舗やコインパーキングに限られるため、コインパーキングを設置しても需要が少ない郊外の住宅地などでは必然的にサービスの展開が困難だからです。

そのため過疎地や都市部でも郊外の住宅地のユーザーは、カーシェアサービスに魅力を感じていたとて、そもそも近所に拠点がありませんから、あまり日常的に使うことができません。

また、日常的に利用可能な範囲にカーシェア拠点が多い大都市中心部のユーザーにしても、ミニバンを使いたいのに近所にあるのはコンパクトカーだけであったり、その逆であったりという現象が起きます。

ならば割り切って、ともかくあるものを使おうと考えたとて、その地域にいる複数のユーザーが予約枠を奪い合うような場合、早いもの勝ちで使いたい時に予約が埋まっているでは話にならず、少なくとも急場の役に立つかどうかは運次第。

もっとも、最近はカーシェアサービスの事業者が法人個人と問わず増えてきており、特に限定せず複数のサービスを利用すれば「いつでも好きな車に乗れる環境」が次第に増加してきています。

また、遠い未来で皆さんが生きている間に実現するかはまだわかりませんが、自動運転が発展すれば、スマホのアプリで呼び出せば無人でカーシェア車が少々遠く離れた拠点からでも回送されてくるサービスも、やがては登場することでしょう。

とはいえ現在まだそこまで便利になっているわけではないので、カーシェアはあくまで「発展途上のサービス」と割り切り、今後の発展を長い目で見守る必要があります。

マイカー所有派のデメリット:乗る乗らないに関わらずお金が出ていく!

走るプライベート空間としての満足感を満たし、ステイタスシンボルにもなるマイカー所有でありますが、それだけにとにかくお金がかかります。

低所得層にとっては死語になりつつある『車庫付きマイホーム』や『駐車場つきマンション』でも住んでいればともかく、月極駐車場に車を止めねばならぬとあれば、地方都市の郊外でも月5,000円、東京都心なら月30,000円程度が相場。

都心で車を所有するとなると、安くても年間36万円が黙っていても飛んでいくわけで、故障しないなどあまり手がかからず燃費もいい車ならば、駐車場代が車の維持費で大半を占めるのも珍しくはないでしょう。

もちろん、都心で車を所有するにはそれなりの収入がある人に限られますから問題ないのかもしれませんが、都市部の低所得者層が車を持つのは非現実的、地方都市や過疎地でも収入は都市部より少ないため、結局働いて稼ごうと思うと地方にいられず都市部へ行くしかない、という状況へ追い込まれ、マイカー所有をあきらめざるをえません。

バブル景気の名残が残っていた1990年代や、IT関連が好況だった2000年代半ば頃までの日本はそれでも何とかマイカーを持てた時代でしたが、2008年のリーマンショックによる世界不況以降、もはや経済大国ではなくなってしまって貧富の差がなくなってしまった日本では、今後いっそうマイカー所有のハードルが上がっていくことでしょう。

もちろん低所得者層以外、すなわち富裕層では全く関係のない話ですが、富裕層の中には複数台の車を所有してカーシェアリングで積極的に貸し出すユーザーも出てきています。

マイカー所有派にしても、今後効率的にマイカーを維持していこうと思えば、個人カーシェアオーナーとしてうまく立ち回らなければいけない層がある程度出てきそうですし、そうした方が何もしないより1ランク上の車に乗れるという発想が、今後増えてくるかもしれません。