スーパーカー

複数業者からのしつこい営業電話がない、買取入札

  • メールアドレスだけの匿名登録なので個人情報が守れる
  • あなたの車に複数業者がおよその買取額を提示
  • 一番高い買取額を提示した業者だけに個人情報を送信

「カウンタック」や「サーキットの狼」、「GTroman」!漫画で活躍したスーパーカー

どれだけスーパーカーに憧れても実際は遠くで見かけるだけでもラッキー、運転するどころか座ったりステアリングを握ることすら畏れ多く、レンタカーも高すぎて手が出ない…というのが一般庶民の感覚だと思います(中古のV8フェラーリくらいならそこまで敷居は高くないかもですが)。それが自在に活躍する姿を見たければスーパーカー漫画が最適で、今回はそうしたスーパーカーがイキイキと走り回る漫画から何台か紹介しましょう。

『カウンタック』その1-ランボルギーニ・カウンタックLP400-

古い読者なら不良漫画の『HARELUYA II BOY』(週刊少年ジャンプ)、最近の作品なら『SURFINGMAN』(月刊コミックゼノン)などで知られる梅澤 春人のスーパーカー漫画が『カウンタック』。

主人公車はランボルギーニ・カウンタック(LP400)というタイトル通りのド直球漫画ですが、偶然見つけたインターネットサイトに導かれるように少年の頃からの憧れ、カウンタックを手に入れた主人公が、さまざまな思い出あり、バトルありとなかなかに魅せる漫画です。

単純にステレオタイプなスーパーカー観でカウンタックをイメージすると、「パワーはすごくて速いしカッコイイけど、曲がったり止まったりは苦手なんじゃ?」と思ってしまいますが、かつて初代トヨタMR2(AW11)を駆っていた主人公からすればむしろ馴染み深いMRレイアウトの走り屋マシン。

考えてみればコーナーで振り回す度胸さえあれば、多少安定性が勝とうがエンジンパワーに対してジャジャ馬であろうが自在に曲げていけるわけで、実際雨の日のバトルを得意としていた主人公はカウンタックLP400をまるでラリーマシンのごとく振り回してしまいます。

もちろんお約束の300km/h最高速チャレンジやサーキットアタックもあるとはいえ、この漫画でカウンタックへの印象を大幅に見直した人もいるのではないでしょうか?そうはいっても所詮は漫画だよ」と思うかもしれませんが、カウンタックが登場する漫画でもっともワクワクするかもしれません。

『カウンタック』その2-ランボルギーニ・ミウラやディアブロなど…そしてイオタ-

漫画『カウンタック』には当然のごとくライバルマシンも登場し、中でもやはり熱いのは『ミウラ』や『ディアブロ』といった新旧ランボルギーニ…そしてランボルギーニといえば忘れてはいけない『イオタ』。

ミウラはもちろんハイパフォーマンスバージョンのミウラSVで、ディアブロも一時期ランボルギーニを傘下に置いていたクライスラーの影響など、ガンディーニ・デザインの由来が紹介されていて、初心者にとってはとっつきやすいランボルギーニ指南書としても、なかなか優秀です。

そして何より『イオタ』ですが、少しでもランボルギーニを知る者ならばオリジナル・イオタは事故で失われて現存せず、今あるイオタは全てミウラを改造したレプリカなのはご存知の通り。

もちろん今作に登場するイオタもそうしたレプリカの1台ではありますが、何と一部にオリジナル・イオタの部品が使われ『イオタの魂の一部を引き継いだマシン』という設定。最高速315km/hを誇り、主人公のカウンタックと最高速バトルでの見せ場を作ります。

他にも多数の魅力的なマシンが登場しますが、この作品で残念なのは終盤、実在しないオリジナルマシン『メビウス』を主人公車としてしまったこと。
自動車漫画の魅力は「憧れの車が架空の世界とはいえ思う存分そのパフォーマンスを発揮する」ことにあるわけで、架空車を主人公として人気が出るのは『マッハGoGoGo』など昔のアニメや、ミニ四駆など玩具とのコラボ作品くらい。

特に漫画『カウンタック』では中盤まで実在スーパーカーやチューニングカーによる華々しい共演が売りだっただけに、終盤までカウンタックでなくとも実在するスーパーカーで引っ張ってほしいものでした。

『サーキットの狼』その1-ロータス・ヨーロッパ-

連載当初は人気がパッとしなかったものの、折よくスーパーカーブームが到来したことにより人気爆発、現在でもスーパーカー漫画のバイブル的存在であり、作者・池沢さとし(現:池沢早人師)の大出世作。

続編『サーキットの狼II モデナの剣』ともども実在するスーパーカーの共演が見どころであり、物語が進むに従い主人公『風吹 裕矢』の愛車も変わっていきますが、やはり忘れられないのは初期の主人公車ロータス・ヨーロッパです。

初期の風吹はバトルで勝利するたびボンネットフードに星(撃墜マーク)を増やす街道レーサーであり、ハイパワーマシンを相手に動力性能では有利と言えないヨーロッパで、ミッドシップ&低重心マシンのコーナリング性能でうっちゃっていくという日本人好みの展開。

後にターボ化でパワー不足を克服しようとしますが、初期のターボ車に多かったターボラグ(ブースト圧が上がって出力増強効果が表れるまで一瞬の間がある)に苦しむなど、現在のターボエンジンではあまり見られない描写が見られるあたり、やはり1970年代の漫画という気がします。

なお、風吹はその後も続編『モエナの剣』を含めフェラーリやF3マシンなどミッドシップ車に乗ることが多いものの、サニーのレース車で富士フレッシュマンレースに出場するなどFR車も乗りこなしており、フォーミュラからスーパーカー、箱のレーシングカーまで乗りこなすマルチドライバーぶりを発揮していました。

『サーキットの狼』その2-ポルシェ911から935/77ターボまで-

風吹裕也の生涯において最大のライバルと言えた早瀬左近、その愛車がポルシェ911でしたが、2019年5月現在販売されている992型などとは異なり、連載開始当時はまだ930ターボが登場したばかりでしたから、作中まず登場するのはもちろん初代の901型。

既に当時の日本でも第2回日本グランプリでスカイラインGTを蹴散らしたポルシェ904をはじめ、レースでの大活躍で名の知られていたポルシェですが、市販スポーツカーとしては超硬派で気難しいマシンであり、『ジッポーとポルシェは男の最後の砦』なとと言われていた時代です。

しかも当時は創作作品に関する倫理的制約が非常に緩かったこともあり、早瀬率いるポルシェ911の走り屋チームはその名もなんと『ナチス軍』。1980年代までならともかく、現在ならまず許されなさそうなネーミングですが、当時はドイツ人だったりドイツに由来する何かが漫画に登場する時、ナチスドイツ軍がらみで紹介される事が多かったので、むしろ当たり前の表現だったといえば、時代の違いを感じます。

ただし早瀬のナチス軍は悪役として紹介されたわけではなく、どちらかといえば後の『ジョジョ』のような「わがナチスドイツの技術力は世界一ィィィィ!」的にポルシェへの誇りと、鉄の規律を持つ集団であり、風吹など実力を認めた相手にはフェアプレーに徹するよきライバルでした。

なお、早瀬が初期に載っていたのは901型ポルシェ911でも名車と誉れ高い『73カレラ』ことカレラRSで、後に当然のごとく930ターボでも登場、流石島サーキットでのツーリングカーレースにも930型のカレラRSRターボで走ります。

ルマン・イン・ジャパンでも実に630馬力を誇る935/77ターボで戦うなど、公道レースからツーリングカーレースまでは終始ポルシェを駆った早瀬ですが、後のF3モナコグランプリで還らぬ人となったのは残念でした。

『GTroman』その1-ルノー5ターボ-

『GTroman』シリーズや『DEADEND STREET』、『LAST MOMENT』などで輸入・国産問わず名車を多数登場させる車好きにはたまらないエンスージアスト漫画家『西風』作品の面白いところは、世に名が知られたスーパーカーが登場するのは当たり前、むしろそうでない車も喜々として登場させることだったと思います。

特に代表作『GTroman』ではカフェ『roman』の駐車場にそうそうたる顔ぶれのスーパーカーが並んでいるのは当たり前、みに(旧ミニ)など国民車のごとしですし、romanのマスターの愛車は初代スカイラインGT-R(2ドアHTのKPGC10)。

このような中で個性を発揮するには並の車では物足りぬところですが、他作品もまたぎたびたび登場する探偵の愛車、『ルノー5(サンク)ターボ』など、西風作品で初めてその存在を知った人も多いのではないでしょうか?

その探偵は「この車、前から見ればただのルノー5だし」と尾行でも堂々と使い(そもそもルノー5自体目立たないという発想はどうかと…)、いざ警察から協力を求められればミッドシップに搭載された1.4リッターターボがうなりを上げて、ベンツのSLだろうが何だろうが追い詰める痛快な走り!

見た目からして日本でもよくありがちなFFハッチバック大衆車のルノー5にターボエンジンを積むならず、ミッドシップ化した上に市販されていた!(グループ4/グループBラリーマシン)というのが日本人からはビックリするところで、これもまた一種のスーパーカーだと感心したものです。

日本でもダイハツが初代シャレード・デ・トマソ(G11)にシャレード926ターボ(G26)用エンジンをDOHC化してミッドシップに搭載した『シャレード926R』が存在しましたがショーモデル止まり。

もう5ターボのようなマシンは出ないかと思いきや、後にルノー自身がセルフリメイクと言えるミッドシップマシン『クリオ・ルノースポールV6』を発売したのでビックリしました。

『GTroman』その2-メルセデス・ベンツ300SEL6.3-

西風作品で比較的初期に登場しながら、役どころを変えつつ最新作『GARAGE PARADISE』にまで登場するので、実は作者最大のお気に入りキャラなのでは?とすら思ってしまう『台村 六三郎』(通称・カブ)。

『GTroman』でのデビュー当初?はれっきとしたヤクザの若い衆だったのですが、『LAST MOMENT』ではふとした縁から探偵事務所に関わり、『GARAGE PARADISE』ではしっかりカタギになっていますが、それでも変わらない愛車『メルセデス・ベンツ300SEL6.3』。

今は暴対法が功を呈して『ヤクザ=黒塗りのベンツ』というイメージはすっかり薄れましたが、『GTroman』連載中のバブル景気およびその崩壊期には「ヤクザといえばベンツの560SELと相場が決まっている」という時代。

怖い親分や兄貴分はピカピカの新車に乗りタバコもショッポ(ショート・ホープ)などを吹かす中、カブの愛車は「古い縦目のベンツ」で、タバコもフィルターすらないゴロワースという超シブイチョイス。

ヤクザ仲間からはボロい中古車扱いされていたカブのベンツですが、実は6.3リッターV8エンジンを搭載して新車当時は『フェラーリすら追い回せる唯一のセダン』と言われていた、スーパーサルーンだったんですね。

初登場時はパトカーと大立ち回りを演じて2台ほどクラッシュさせる大活躍?でしたが、その後作品が変わりカブの立場が変わり年をとっても、『タテ目のベンツ』が健在なのは長年の西風ファン、いや六三郎ファンからすると嬉しい限りです。